Chiezaru’s diary

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裾直し徒然


【 ヴェネツィアの風景 】
Canon EOS 5D + Canon EF 70-200mm f/4 L USM

(ストックから。2011年11月末撮影。)

今週は天気がずっと愚図っていて今日も一日降ったりやんだりが続きそう。

昨日、ジーンズの裾直しの件を日記に書いたらとある友人がコルソ通りにあるリーヴァイスの専門店に行ってみればとアドヴァイスをくれて、あ、そうか、その手があったと妙に感心して(フツー一番最初に考えるよな・・。やっぱり自分はちょっとズレているらしい。)仕事のあといそいそと小雨の中を行ってみた。

なかなかの大店舗。

中に入って店員さんと話したところ。

(専門店のスタッフでもヴィンテージデニムについて何も知らなかった。イタリアにはジーンズの文化というものが無い。ジーンズなど所詮体系化して評価するほどの価値のない「アメリカ」文化なのだ。彼らにとっては。)
(追記:実は街中に一軒だけ、下北沢だか代官山だかにありそうなかなりマニアックでディープな古着屋さんがあることはある。そこのオーナーさんはイタリア人にしては珍しいジーンズオタクだったりする。)

いつものようになんとなく上手くいかなだろうなという予感はちゃんと当たる。

裾直しのセルヴィツィオ(サーヴィス)はしてないと、にこやかにもむげに言われる。

やっぱり・・。

でもフレンドリーに応対してくれたので、じゃあお客さんに勧めているサルト(仕立て屋)があるかと尋ねてみると、そういえば、そこの角を曲がって突き当たりの手前右に一軒ある。人の話を聞くところによるとブラーヴォらしい(らしい??)ということだと、異常に遠まわしな言い方で教えてくれた。

こういう流れになってしまったのならもう仕方が無い。

半分破れかぶれ。そこに行って預けてきた。
店主のおじさんにオリジナルと同じように仕上げてくれと繰り返し頼んで、できればチェーンステッチにしてくれると嬉しいと言ってみたが、彼にはチェーンステッチもシングルステッチも違いが無いらしい。途中で説明が面倒になって、ま、表から見てちゃんとできていればいいやとお願いして帰ってきた。(傘忘れた・・とメトロの駅に戻る途中にまた雨が降り出して思い出す。)

今日の午後にはできるそうだ。値段は8.5ユーロ(今日の為替レートだと900円ちょっと)。

夕方まで雨が続いたら帰宅時に傘の回収も兼ねて取りに行くつもり。もし晴れたら順延で帰ってランニング。

さてどうなることやら。ちょっとスリル。