Chiezaru’s diary

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DAY 18 - 近況雑記


【 シエナの風景 】- シエナ、トスカーナ1998年
Pentax SLR + kitレンズ

運動。
昨日今週三度目のランニングをして、新コースで記録更新。
6kmで30分を切ったので平均すると1kmを5分以下のペースで走れたことになる。
1キロ、5分は一つの示準目標だったので、この夏の課題を一つクリアできた。
今回一番気にしたのは脚の運びよりも腕の振り。背筋を伸ばして、腕は引く時を意識する。ダレてきたら腕と姿勢の動きを整える。これが良かったようだ。

5キロを超えるとバテてくるけれど、ふくらはぎの筋肉痛も無くなって身体のほうが少しずつ慣れてきた感触がある。
負荷に対する耐久性の向上、機械的な意味で自分自身の身体がステップアップしてゆくのを手づかみで感じる高揚感のようなもの。これがいい。
自分だけにしかわからない。言葉で説明できないもの。でもこれを感じるために夏の暑い時期にわざわざ息を切らせて大汗を流している。

昨日からゴール後の下半身強化の運動も少しずつ足している。
明日は日曜日で休筋日にするつもりなので、今日はきつめのメニューでスクワットもこなすつもり。

今晩は彼女と友人夫婦と晩御飯を食べに行く予定。
韓国料理らしい。今月は友人との外食でもアルコールには手を付けないので、それは少し残念。お茶で通すことにする。

友人夫婦も奥さんのほうもお腹に子供がいるのでノン・アルコール。
酒好きの旦那さんと彼女は久しぶりに一緒に飲める相手がいてストレス発散になるだろう。

読書。
天童荒太の『永遠の仔』を読了。
正直一言でいうと「読む地獄」的な本だった。
フィクションであり、通常を生きる人々からするとかなり突飛な物語なのに関わらず強烈なリアリティーを発していた。
現代日本社会に浸透している「病み=闇」の敷衍、フツーに生きている人々でもふとしたときに皆肌に感じ取っている冷ややかな悪い予感のようなもの。それも全国民的に。

そのイメージの具現化。

とっつきにくい題材なのに関わらず、読むほどに上がる牽引力に凌駕されてまった一作。魂の込もった筆というか。
読みながら余程の知識と心の準備ができていない書けない作品だろうなと思っていた。

天童氏自身があとがきに、せめてこの作品書き上げるまでは死なずに生き残らせて欲しいと願ったというようなことを書いていたが、村上春樹氏もどこかでそんなことを言っていたのを覚えている。

命がけで書かれたもの。その力を読者は感じ取るのかもしれない。


【8月17日のメモ】
体重(朝):64.60kg
運動:OK - 29分52秒
体重(運動直後の乾燥体重):63.00kg
アルコール摂取:なし

運動データ(とりあえず新コースでの新記録を達成)↓