Chiezaru’s diary

字を書くときはChiezaruで写真を撮るときはMeta_Monkey

DAY 16、17 - 徒然雑記


【 Thomas on hunting 】- シエナ、1998年
Pentax SLR + kitレンズ

(以前使っていたペンタックスのAF機で。ローマで盗まれたしまったカメラ。機種名と使ったフィルムは失念。カラー写真だけれどもスキャナーで取り込み後、雰囲気を出すためにPCで白黒加工。確か彼がトカゲか何かを見つけて撮ろうとしていたシーン。)

引越しに伴って住所変更が必要だったので昨日の朝は市役所に行ってきた。
8時半に受付が開いて、取った待ち札の番号は19番。
しかし公共サーヴィスの効率の悪さで知られるイタリアのこと、予期していたように仕事が遅い。11時の時点で処理された番号は8まで。

近くでは痺れを切らせたおばさんが公務員がいかに仕事ができないか、怒鳴りながら、給料は椅子を温めるためにもらっているのかと毒づいている。耐えかねた窓口の係りのおばさんとも一時口論となっていた。

こちらは彼女と顔を見合わせて苦笑いしながら持っていた本、天童荒太の『永遠の仔』の最終巻を読み進める。

しかし本当に仕事がお・そ・い。

何とか自分たちの順番が回ってきたときには3時間が過ぎていた。(補足:その間に待ちきれなくなった人々の間で10人くらいは帰っていたのにもかかわらず。)
それでも、係りの人が、列がついていても1時にはオフィスは閉まると時々念を押すように待っている人々に大声で伝えていたから、昨日のうちに手続きが終わったことでラッキーだったと言えなくもなさそうだ。

おかげで出勤は午後になってしまったが。
もちろん日記を更新する時間もなかった。

昨日は休筋日に当てるつもりで運動をしなかったこともあって帰宅して晩御飯のあとに先日引越し作業中に見つけた古い写真を選んでスキャンしてPCに取り込む作業を始めた。自分がイタリアに来たのは1997年だと思っていたが、写真に入っている日付から1998年だったと判明。記憶に一年の誤差があった。

上の写真は当時トスカーナの小都市シエナに外国人大学でイタリア語のコースに通っていた頃のもの。学生寮のようなところに住んでいて、部屋ではファブリスという名のスイス人と一緒だった。(一部屋を二人で使う)。

ローマにくる前、コースの続く3ヶ月ほど住んだ。

写真に写っているのはトーマス君というノルウェー人で、ある日部屋にいると、ドアをノックする者がいる。
開けてみると彼が首からカメラを提げて「Let's go for hunting!」と。
どことなく飄々とした雰囲気を持つ男だった。
こちらが一眼レフを持って時々写真を撮っていたのを見ていたらしい。
それまではそれほど仲良くしていたようにも記憶していないが、面白い空気をまとったやつだなとは思っていて、好感も持っていたので「OK」と二人で外に出て写真を撮った(彼流にいうとハンティングをした)。

たぶん日曜日か何かの祭日だったように記憶している。

現像が終わって、この写真を彼に見せたら焼き増しを欲しがっていた。
けれども学校のコースが終わり、結局間に合わずに渡すことができずじまいになってしまった。

が、数ヶ月前、Facebook上で彼と再びつながったのでやっと約束を果たすことができそうだ。

今はノルウェーにすんでいてあの当時あの寮で出会ったスイス人の彼女と結婚して子供がいるらしい。

うん、人生、なかなか感慨深い。


【8月15日のメモ】
体重(朝):64.90kg
運動:OK - 30分59秒
体重(運動直後の乾燥体重):63.60kg
アルコール摂取:なし

【8月16日のメモ】
体重(朝):64.60kg
運動:なし
アルコール摂取:なし

運動データ↓