Chiezaru’s diary

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つれづれ雑記 - 健康保険証のほうも一件落着


【 塩麹ゆかり漬け鶏の胸肉の焼きとノンオイル・ポテトチップ 】- Sony RX1R
(昨日の晩御飯の一品。見栄えを良くしようとオリーヴオイルをかけたのは失策。オリーヴオイルがシソの風味を殺すのを忘れていた。ちょっと残念。塩麹と漬けておくと赤紫蘇の赤が抜けて緑系に変わる。面白い発見。)

先日新しい滞在許可証が届いたので、健康保険証の更新も可能になり、昨日そちらの方も終わらせてきた。

健康保険証は6年毎の更新で通常、イタリア人の場合、失効すると新しいものが自動的に住民登録されている住所に郵送されてくるのだが、自分の場合は外国人なので滞在許可証の期限とともに効力を失い、放っておくと失効したままなので更新手続きをする必要がある。

なので、事始め。何処のオフィスに行けば良いのかネットで検索。
どうも税務署(Agenzia delle entrate)らしい。てっきり保険局(ASL)だと信じていた(最初の保険証の発行は保険局で受けた)のでおかしいなとも思ったけれど税務署のサイトをみるとどうも間違いない。
ただそれでも腑に落ちないので(この国に住んでいると妙に疑り深くなる・・。)そのページにでていた無料のインフォラインに電話をかけてオペレーターと話して状況を説明してみたところ、やはり税務署で間違っていないと確認してくれた。身分証明書と滞在許可書のオリジナルとコピーを持っていけばよいとのこと。

という訳で一昨日、朝一で税務署のオフィスへ。
郊外のちょっと辺鄙?なところにあったせいか、オフィスの開く7時45分きっかりにそれほど列に着くこともなく中に入れて、自分の渡された札の番号が電光掲示板が出てくるまでも15分程度。

ちょうど必要な用紙を記入し終えた時点で呼ばれた。

が、示されたデスクに行って用件を言うと、「あ、それはここじゃないね。保険局(ASL)に行かないと。」との返事。

・・・。

ちょっと待ってくれ、これこれこういう経過でここに来たのだというのを最初から順番だてて説明すると、運よく
係りのおじさんが親切な人で、じゃあ実際に試してみようと端末に向かってパタパタとやってチェックしてくれた。

しかし、結局駄目。保険局行き決定。

嫌な展開になってきたので、それでもまだ食い下がって、保険局に行ったらまたこっちに戻ってくるようにいわれたりしないでしょうねという念を押してみたら、これをもっていけば大丈夫と、証明書を一枚プリントしてくれた。(この周到さはちょっと驚いた。なんだかイタリアのお役所、知らないうちに進化してるなぁというのが率直な感想をもった。数年前に比べて、はるかにシステマティックな仕事をするようになっている。- 良いことだ。)

という訳で一昨日は空振り。そのあと出勤して、でも30分ほど遅れただけで着けた。

そんなわけで、昨日は近所、うちからメトロで二駅のところにある保険局のオフィスへ。

開局時間7時45分に着いたら人がすでにたくさん。

う・・。と思いつつインフォメーションで用件をいうと、自分と同じ目的で来ている人は他にいないらしく(イタリア人の保険証の更新は自動なのでそのために来る人がいない。)運よく最初の番号をもらえた。

待つこと10分ほど。

一昨日同様電光掲示板に自分の番号が出て、指定されている窓口へ。

係りのおばさんは一瞬「ん?今日は最初から外国人か、面倒ねぇ・・的な」表情をしたけれども、こちらは気にせず笑顔でブォンジョールノと切り出し、これこれこうで健康保険証の更新にきたと伝えたら、この書類のコピーは持ってきたかあの書類がない等々ぶつぶつ言い始めたものの、こちらも辛抱強くにこやかに粘ること15分ほど、なんとか仕事は完遂してくれた。

すべて終わって時計を見るとまだ8時半前。

再びメトロに乗り、遅刻なしで職場に着くことが出来た。

滞在許可証から始まった「更新劇」はまぁ順調に運びすべて完了。

めでたしめでたし。

ところで、上の写真。なかなかおいしく出来たので久しぶりに料理のメモ。
鶏の胸肉のぶつ切りをジップロックの袋に入れてそこに塩麹と赤シソの「ゆかり」を加えて二日ほど冷蔵庫で寝かせ、薄くサラダオイルを引いたフライパンでグリルしたものとジャガイモを皮ごと包丁で薄くスライスしてクッキングペーパーに出来るだけ重ならないようにならべ、ローズマリー粗塩をかけて(フィリップス製)ノンフライヤーで揚げたもの。
ノンオイル・ポテトチップは温度調整にコツが要って、ちょっと時間がかかるけれど、上手くできるとパリッとまずまずの歯ざわりになる。