Chiezaru’s diary

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近況雑記


【 the last flower in light 】- ローマ
Olympus E-5 + Olympus Zuiko Digital 12-60mm f/2.8-4 ED SWD

(日没直前。最後に光の中に残った花。)
今日も天気は不安定。昨日などは長袖が欲しくなるくらいまで気温が下がった。
明日からは回復傾向らしい。

身体もなまってきたし、そろそろまた運動を始めたい。
8月以外は週三が目標。マイペースで。

映画。
先日『12モンキーズ(Twelve Monkeys)』(テリー・ギリアム監督、1995年、米)。
ブラッド・ピットの狂気がキーワードで思い出した作品。
ずっと昔に観たのでいつものように筋はほとんど覚えておらず。

始まってすぐ、イントロを聞いて、うわ、すごいフレンチテイストと思う。
そういえば、こんなだったなと思い出しながら、映像に入っていくと、この映画、ジャン・ピエール・ジュネ(この監督の暗がりを使うシュール感がとても好き)と一緒に作っているのかと思うほど、ジュネっぽかったので思わずウィキで調べてみた。

『12モンキーズ』
http://ja.wikipedia.org/wiki/12%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%82%BA

残念ながらジュネは関係なさそう。
でも『ラ・ジュテ』(仏語La Jetée)というフランス映画にインスパイアされて作られたもの。
『ラ・ジュテ』はクリス・マルケルの作。
作品もアーティストも知らなかった。
今度ちょっとチェックしてみたい。

テリー・ギリアム作品では『フィッシャー・キング』とドキュメンタリー映画『ロスト・イン・ラマンチャ』を観たが、どちらも好み。

『ロスト・イン・ラマンチャ』は『ドンキホーテを殺した男』という不幸な未完作品を撮影ドキュメントに作り変えた風変わりな一作。
そのなかでジョニー・デップのインタヴューシーンがあって、そこから画面越しに伝わってくる彼のカリスマ的ともいえる力がすごかったのを覚えている。

ドンキホーテを主人公とする作品は呪われた映画として完成したものがないと聞いたことがある。本当だろうか。撮影中わけのわからない不慮の事故が起きるのだとか。『ロスト・イン・ラマンチャ』はまさしくそのハプニングを映している。

確かにドンキホーテの実写映画というのは見たことがない。

読書のほうは現在サン テクジュペリ作、堀口大学訳の『夜間飛行』を。通勤中に読むので少しずつ。邦語訳がすごくいい。