Chiezaru’s diary

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DAY 11 - ジェラート徒然


【 Gelato (ジェラート) 】
Olympus PEN E-PM1 + Panasonic lumix 20mm f1.7
(二番目に小さいカップ、2ユーロ(2百円弱)でもけっこうな食べ甲斐。ガラスケースの上、出てきたらすぐに解け始める。一番上に載っている白い部分がパンナ=生クリーム)

アルコールを抜いている時期にしか食指の向かないものなので、自分的には珍しくもあり昨日は写真も。

傍から見て観察していると、7−8割方の人がCono(コーノ=コーン)で注文していて、たぶんこれが一番オーソドックな食べ方な様子。
注文するときはまずコーンの大きさを選んで(大きさによって値段が変わる)その上に2−3種類のジェラートを選んで盛ってもらう。
盛るというよりは専用のヘラでこそぎ付けるとという、擦り付けるというか、動きとしてはそう言った方が近い。

通常のジェラートは練り物に近い状態で手渡された時点からすぐに溶け出す。これをイタリア人は滴を落とさず器用に食べてゆく。
基本的には横、コーンの縁の部分からとりかかるのが正攻法のようだ。天辺から行ってはいけない。

自分が頼むときはいつもCoppa(コッパ=カップ)にしてもらっている。
このスタイルだと少し粋が損なわれる感じもあるけれど、コーンだと紙を多めに使って巻いていて、どんなに気をつけていても多少手に垂れてベトついて気になるので自分はコッパ派だ。

昨日は二番目に小さいで2ユーロのカップで、まずコーヒー、それからミルク、そして路線を外さずそれでいてちょっと珍しいピノーリ(松の実)の三味を頼んでみた。
イタリアのジェラート屋では最後に必ずPanna(パンナ=生クリーム)を載せるかと聞かれるので頼んだ味の傾向によってSi(スィ=はい)もしくはNo(ノー=いいえ)grazie(グラツィエ=ありがとう)と続ける。

この組み合わせなので、生クリームは最初から計算に入っている。訊かれたら即答、「Si, grazie!」
イタリアンのスタイルでやっている日本のジェラート屋には行った経験がないのでどうなのか知らないが、イタリアの場合、この生クリームは砂糖を入れずに泡立ててある。甘くない。
こちらに来た当初、初めて口にしたときは変な感じがしたが、慣れてくると理にかなっているのがわかる。クリームまで甘かったらしつこ過ぎて舌が疲れてしまうだろう。

この店のコーヒーのジェラートはなかなか美味しかった。
先日行ったところよりもよい感じ。

アイスクリームに違いはなのだが、ジェラートはやはりジェラートだとおもう。
そこには曖昧ながらそこはかとない境界線が存在しているように思う。

ところで番外編的にコッペパンのようなパンを半分に切ってその間にジェラートを挟んで食べるシチリアヴァージョンというのもあるところにはある。

近所のジェラート屋。結構おしゃれなつくり↓


【8月10日のメモ】
体重(朝):64.70kg
運動:なし
アルコール摂取:なし