Chiezaru’s diary

字を書くときはChiezaruで写真を撮るときはMeta_Monkey

日常雑記とシチリアのスナップ(ワイナリー見学)など - 5


【 ワイナリー・ドンナフガータ 】- Cantina Donnafugata, Marsala, Sicily, Italy
- Canon EOS 6D + Canon EF 24-70mm f/4L IS USM
(ドンナフガータのカンティーナ)

9月27日(火)、ローマ。晴れ。
最近の日没時間はだいたい午後7時。仕事を定時に終えることができると、家に戻って着替えて6時半前に走りに出ることが出来る。
夕陽は公園をオレンジ色に染め、その高さが下がるほどに、刻々と地面から自立しているものの影を長くして、空にたなびく薄雲の色を橙から紫とリアルタイム変えていく。
そしてちょうど走り終えるころに地平線から姿を隠す。
ランニングしながらちょっとした自然のスペクタクルを鑑賞することができて、この時期の運動はボーナス付きといってもいいかもしれない。

ただ、走了とほぼ同時に日没してしまうと、残光はで周りがまだ明るいのは20分ほど。
昨日もランニングが終わってストレッチなどしていたら、7時半にはすっかり暗くなってしまった。
ひととおりメニューを終えて家路につくころには、ひんやりとした湿気のこもった冷気が下りてきていて、夜露の予感がした。

日中と朝晩の気温差が大きくなってきたせいか、メトロに乗るとそろそろゴホゴホとやっている人が増えてきていて、自分も気をつけて風邪予防をしなくてはと通常以上に心掛けてヴィタミンCを摂っている。
いつも朝起き抜けにオレンジ二個+レモン一個を絞って飲むのに加えて、晩餐のあとにもレモンの絞り汁を加えた。

以下、シチリアのスナップの続きを。(全てCanon EOS 6D + Canon EF 24-70mm f/4L IS USMで撮影)
西シチリア、マルサーラという町にあるワイナリー、ドンナフガータ(Donnafugata)を見学して。

もちろん試飲も。食べ物とワインの合わせた方の解説とともに。

四種のキャラクターの違うワインを試飲してもっとも印象に残ったのはパンテッレリアというシチリアに属する島で作っているデザートワイン、パッシートのBen Ryè(ベン・リエ)。複雑で豊か、フルーティーな中に深みと広がりがあって、何度グラスに鼻を近づけても飽きない芳醇な香り。いつもは甘口ワインはパスなのだけど、しっかりとした酸に支えられているために甘さが調和していて舌が疲れない。癖になりそうな一本だった。(ただハーフボトルで30ユーロ弱するので家飲みワインとしてはちょっと予算オーヴァー。ローマでも取り扱っているショップがあるので現地での購入は見合わせておいた。今度機会があったらまた試してみたい。このワイン贈答用としては二重丸かと思う。)↓

試飲は(左から)シチリアの葡萄、ネーロダーヴォラ(Nero d'avola)の若飲み用のカジュアルな赤から樽熟成されたシャルドネの一本、それからドンナフガータのフラッグシップライン、ネーロダーヴォラ、シラー、プティ・ヴェルドその他の葡萄ブレンドした赤、そして一番右、現地種の葡萄ズィビッボのベン・リエ↓

Donnafugataのサイトはこちら(日本語が言語の選択肢にあるけれどまだオンラインになっていない模様)
http://www.donnafugata.it
ちなみにワイナリー見学、とテイスティングの予約ページはこちら:
http://visit.donnafugata.it/en-us/