【 キッチン 】
Olympus PEN E-PM1 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8
(このPENとパンケーキレンズのセットは基本設定をモノトーンにしてしばらく試してみようとおもっている。)
今日もまとまった時間がないのだけれど、これ以上記録しないでおくと記憶が落ちが始まる気がするので備忘録的に最近見たドラマ、映画と本。
2月に日本に帰ったときに親友に薦められたドラマ。『JIN-仁』。
いつもはTVドラマなど観ない友が妙に押していたので。
シーズン1のセットが終わりシーズン2の半分くらいを観終わったところ。
続き物にしては珍しく前編よりも続編のほうが面白い。
一つの完成したストーリーを計画的に2期に分けて提供しているのがわかる。
原作は読んだことがないけれど機会があれば手にとってみたいと思った。
このドラマを見ていると時間と距離という観念について考えさせられる。
現代のネット社会はある観点からいえば距離をほぼゼロ化してしまったが、昔は「時間=距離」だったんだよなと。
しんどさは当時とは比較にならないけれど実際に自分が旅をして、個体として移動してみると今だにその意味を体感できる。
とりあえず「どこでもドア」が完成するまではそこのところは最後の砦的不便さで残るだろう。よいことだと思う。どこでもドアの登場により文化的惨殺が起こる。「旅」は死に「移動」に変わる。「旅行」がお金と時間のある者だけができるファッションとして残る。
『ガリレオ』のDVDセットも回ってきたのでそれも時々。
福山雅治演ずる湯川学がひらめく時に数式を書きなぐるシーンが毎回登場するが、あれは数学の専門家が見るとちゃんとその事件解決のための数式なのかなとふと思う。
自分は根っからの文系で記号交じりの数字が出てきただけで思考を停止させる自己防衛システムを発動(「見てみないふり」ともいう・・。)させるのだが、原作者の東野圭吾氏はもともと理系の人らしいので、その辺こだわって作っているに違いない。そういう意味では自分の鑑賞の仕方はちょっと勿体無い気もする。
映画。シリーズ4作目の『BRAVE HEARTS 海猿』。
面白かったけれど、あのそこに登場する人々のコンセンサスを煽り立てた形での感動の演出はちょっと引く。個人的にはやりすぎ感がありすぎ。
自分の乗っている飛行機が落ちる段になったら携帯電話に電源入れてメッセージを送ったり、電話をかけようとする人や荷物の中から大事なもの取ろうとしてわれ先に上の棚を開けようとする人が出るのではないかと思うが、乗客がみんな大人でちょっと・・。というようなことを書くと性格の悪い人のようになっていくのでここでやめる。
最近読んだ本でちょっと目から鱗だったのが、夏目漱石『吾輩は猫である』。
これについては少し感想があるのだがどうも時間がなくなってしまったので後日にまわすことにする。
ああ、やっと頭に片隅に引っ掛けておいたことを一部書き付けることができた。ふう。