Chiezaru’s diary

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DAY 23 - 徒然雑記


【 マンジャの塔 】- シエナ、トスカーナ1998年冬
Pentax SLR + kitレンズ

昨日は走らず休筋日に当てた。
一昨日も走った後はストレッチだけにして筋トレ系の運動はあえてカットした。

おかげで今日は筋肉痛も抜けて体が軽い。目論見どおりだ。
今日の夕方はそろそろ一度自己記録更新を狙ってみたい。

そんなわけで運動をしなかったので早く帰宅して久しぶりに料理をした。
といっても野菜がメインのシンプルなもの。
先日特価で売っていたほうれん草を茹でたもの、彼女のリクエストでフェタ・チーズが食べたいとうことだったので、ミックス・サラダにキュウリとトマトを切って足し、そこにサイコロ状に切ったフェタ・チーズをのせ粉状ハーブ(うちではギリシャの粉と勝手に呼んでいて、本当の名前をしらない・・。針のように細く濃い緑色をしている。)をかけたグリーク・サラダ(黒オリーヴを買うのを忘れたので省略)、辛くない獅子唐辛子(長いピーマンといってもいい)を線状に細く切ってそこにアンチョヴィと乾燥ネギとケッパーを混ぜて包丁で細かくたたいたものとバルサミコ酢少々、オリーヴオイル、和芥子をあえたオリジナルのサラダ?を作った。
彼女は魚以外の肉を食べないので自分用にはたんぱく質補給のために皮付きソーセージを二本ゆでた。

まずまずの出来だった。

一昨日の晩、一本映画を観たことでリズムがついか、晩餐のあとは岩井俊二監督の短編映画『四月物語(エイプリル・ストーリー)』(1998年、日)を。

『花とアリス』同様、岩井俊二という人の映像美観にはいつもハッとさせられる。
ソフトフォーカスと光の使い方が絶妙。

内容にしても、どこにでも誰にでもありそうな当たり前の生活のなかにある、ある意味で退屈なストーリーなのに、移ろう主人公の心の変化の描写を見ていて飽きることがない。

すごく薄くて不意に触ると壊れてしまいそうなクリスタルの美しさと、季節の移ろいの中で時間的限定のある個体の美の頂点、内側から発せられるような光、危ういのにどことなく安心感のある古い思い出。

心のどこかをほろ苦く刺す痛みと懐かしさのようなものを、心の表面にさざ波が立つような、ほんの少しだけ泣きたくなるような、それでも心地の良い不思議な感覚を、呼び起こしてくれる。

稀有のつくり手だ思う。

それからこの監督は役者選びがすごく良い。どの作品をみていてもとても個性的な顔のキャストを選んでくる。それがまた登場人物のキャラクターとマッチしていて、こちらとしてはもうお手上げなのだ。ただただ感心するほかは無い。


【8月22日のメモ】
体重(朝):63.90kg
運動:なし
アルコール摂取:なし