Chiezaru’s diary

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ローマの年明け


【 生オイスター 】
Olympus PEN E-PL1 + Zuiko Digital 12-60mm f/2.8-4 ED SWD with MMF-2 mount adaptor

2011年になった。
クリスマスの朝同様、元旦の朝には公共の交通機関にそれほど期待がもてないので歩いて出勤。
人はまばらで静か。宴の後という感じ。
でも雰囲気はクリスマスのそれとはちょっと違う。
道や広場にはやたらと花火や爆竹の燃えかすや空き瓶、こぼれた酒、吐瀉物を見かける。割れているビンも多い。
年明け早々不愉快なものはあまり見たくないのでその辺は、視覚の隅で認識する程度にして歩き続ける。
大晦日のカウントダウン時にはこの爆竹、日本で見るものより数倍大きい爆竹の親玉みたいなものがいっせいに街中のあちこちで爆発するから、家にいると誇張無しに外でテロでも起きているんじゃないかと錯覚する。戦争でトラウマを受けた人などにはシリアスな問題になるかもしれない。

そもそもこの爆竹(といか殆ど小ダイナマイトのノリだ)が道端に駐車してあるクルマの近くで鳴なると防犯装置が誤作動するくらいの威力だから、その破裂音は半端ではない。
そして毎年間違って指を落としたり、目をつぶしたり、鼓膜を破ったりする連中がでる。日本で正月に餅を喉に詰まらせるアクシデントがあるがパーセンテージ的にはそれに近い数字ではないだろうか。
だいたい元旦の新聞やニュースにその手の記事が出るところも似ている。

歩いている途中で朝帰りのアメリカ人の若い二人組みにテルミニ駅はどこだと聞かれたので、あっちの方だとその方向を指差したが、あの千鳥足ではまずたどり着けないだろうなと思った。同じような去年からの残党もまだすこし徘徊していた。

それからクリスマスの時にあまり見なかったタクシーがやたらと走っていて、テルミニ駅に着いてみると構内はすごく込み合っていた。街は意外とアクティヴに動いている。

やはり感覚的には日本のクリスマスはヨーロッパの大晦日、日本の新年はこちらのクリスマスのような意味合いにあるのだろうと思う。

昨日の晩は生牡蠣を殻のまま買ってきてもらったので、軍手と専用ナイフで開けてみた。その前の日のうちにyoutubeで生牡蠣の開き方のヴィデオを数本見て勉強してあったので迷うことなく実行に移す。
少しコツがいるが滑らないように軍手をつけた左手で固定して貝柱のあるところに狙いをつけてナイフを滑り込ませると思いのほか簡単に開いた。
一つ1ユーロ(110円弱)で全六個。新鮮で美味しかった。

少ない資金でなかなか贅沢な思いが出来た。