【 まぐろ納豆 】 - Sony RX1R
(先日の晩餐。彼女がヴィットーリオ広場の市場で新鮮なマグロの切り身をブロックで仕入れてきてくれたので、お刺身と、もう一品、叩いてまぐろ納豆にしてみた図。)
と、タイトルは大袈裟なのだが、自分たちの食生活を鑑みるとあながち間違った表現ではない。
ヨーロッパに住んでいると手に入れるのが難しい食品。売っていても値段と釣合わないのでまず手を出さない、納豆。
けれども好物。身体にもよい。
これを自宅で作れるようになった。
一月の彼女の誕生日の際に納豆も作れるヨーグルトメーカーをリクエストされたのが発端で、Amazon.itを見ていたら日本のショップが出店しているのを発見。即オーダーして、(誕生日がかなり過ぎてから)先月後半に着いた納豆作りも出来るヨーグルトメーカーがこれ↓
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種になる納豆菌は去年のうちに日本から友人が来たときに持ってきてもらっていて、テストを兼ねた第一仕込みは自分が出張に行っている間に彼女が実践して成功させていた。
帰ってきて出来上がったものを試食したところ、コクがあって非常においしい。
かなりの量も、納豆に飢えていたこともあってあっという間に二人で完食。
彼女のほうはいそいそと第二仕込みを。
やり方を聞いてみるととくに難しい知識もいらないので、自分も参加。
作った納豆から種菌を抽出して、第三回目の仕込を担当。
というわけで、以下、納豆の仕込みプロセスなど。
乾燥大豆は丸いけれど、水を吸うと楕円に形が変化するのを知った↓
蒸しあがったものを一度ボールに移し、熱いうちに抽出した種菌とよく混ぜ合わせる↓
25時間後。出来上がり。↓
既に食べられるけれど、3日ほど冷蔵庫で寝かせたほうが味がよくなる。できたてはアンモニア臭がけっこう強く後味に残る。
パスタとのアレンジも。
自分はニンニクとペペロンチーノの味付けに納豆、ボッタルガ(サルデーニャで作られている、イタリア版カラスミ)を載せさらにオリーヴオイルを一周かけて↓
どちらも美味しくいただいた。
こんなときに生のしそがあれば・・と思うけれど、去年プランターに植えたものは全滅してしまった(+ローマではしそは売っていない)のでそこは我慢。
また新鮮なシソを食べることが出来るときに有難く味わうことが出来るはず。
不自由もまた有意義。