【 ポジターノの風景 】
Olympus E-5 + Olympus Zuiko Digital 12-60mm f/2.8-4 ED SWD
(ポジターノの浜辺で)
久しぶりの休みだった日曜日はのんびりと過ごすことができた。
残念だったのは掃除機を入手できなかったこと。
日曜に開いている電気屋(なんだか昭和な表現だな・・)をネットで探して彼女とメトロで数駅のところに行ってみたのだが、品揃えが悪くどれもいまひとつという感じだったので、購入は控えることに。
一般的にイタリアのショップというのは日本の家電店のように豊富なセレクションを持っていない。結局ネットで買ったほうが選択肢も多く安いケースが多い。
近所の電気屋か、E-bayでネット購入するかちょっと迷っている。
以下は個人的な備忘録として。
仕事で忙しかったせいもあってあまり本を読んだり映画を観たりできなかったが、一応ここ数週間を思い出して。
通勤のメトロの中で数ページずつ進めて松本清張の『蒼い描点』を先日読み終り箱根の温泉にちょっと行ってみたくなった。
その次に手に取ったのは先日彼女が友人からもらってきた数冊の中からスコット・スミス著、近藤純夫訳『シンプル・プラン』 。現在序章が終わりこれからストリーが動き出すところ。なかなか読み応えのありそうなミステリー。
映画は『人生はビギナーズ(Beginners)』(2012年米)ユアン・マクレガー主演。ヒロインはメラニー・ロラン。
タランティーノの『イングロリアス・バスターズ』で初めて観た女優がすごくいい味を出していたのをなんとなく覚えていて、しばらく経ったあと、たまたま『黄色い星の子供たち』(去年日記にも感想を書いた)を見たときに彼女が出ていて、この人!ということで名前を覚えた。メラニー・ロラン。ユダヤ系のフランス人。
すっかりファンになってしまったので『人生はビギナーズ』は彼女が出ている作品ということで探したもの。
ストーリーは比較的ありがちなものでそれほど印象に残らないのだが、約二時間という時間をこれを観て過ごすのは悪くないという一作だった。
彼女の出ている作品としてはもう一本『オーケストラ!(Le Concert)』のDVDを持っている。が、疲れていたのか鑑賞中、中盤あたりで眠りこけてしまい、あと半分を観直さなくてはならない。これはなかなか面白い。
日記を書いている時間がなくなってきた・・。
駆け足で。
サンテグジュペリの流れからの思いつきで長編『イングリッシュ・ペイシェント』(1996年、米)も。見ごたえのある大人の映画。
しかしカラー映画で広大な砂漠のシーンがあると頭の中に流れくるのは坂本龍一のシェルタリングスカイのBGM。
映像と音楽が頭の中で完全にリンクしてしまっている。時にちょっと困る。
機会があってウッディ・アレンの新作『To Rome with Love』も観ることができた。
知っているローマの街中があちこち映し出されることで感情移入してしまうところもあるが、それを差し引いても佳作の一本だと思う。
ウッディ・アレンの作品ではこれが一番気に入った。
天使的な役割なのか、理性としてのシンボルとしてなのかアレック・ボールドウィンの役どころがすごくいい。
白黒ヴァージョン↓
Olympus E-5 + Olympus Zuiko Digital 12-60mm f/2.8-4 ED SWD