Chiezaru’s diary

字を書くときはChiezaruで写真を撮るときはMeta_Monkey

日常雑記


【 グラス 】
Olympus E-5 + Olympus Zuiko ED 50mm F2.0 Macro
(一部のユーザーが神レンズと是絶賛しているZuiko 50mm F2.0 Macro。先日ほぼ新品のものをちょっと信じられない値段でネットオークションで見つけて思わず、ポチッといってしまった。届くまで少し時間がかかったけれど、昨日到着。スペインから。仕事の晩餐で帰りが遅くなったので昨夜は動作チェックだけ。完動美品で超お買い得だったといえる。50mm(35ミリ換算100mm)はちょっと長すぎるかと思っていたけれど、寄れるために意外に使える。ヌケのある良い写り。F2の明るさも◎。)


【 フライパンの底 】
(ピントの薄さが半端ではない。さすがマクロレンズ。しかし何だってフライパンの底なんか撮ったのか。取り敢えず目に付いたものを取り上げたのだが、晩餐で飲んだワインと締めのグラッパが効いていたか・・。今日仕事帰りに歩きながら探すのはやっぱり花だろうな。)

昨日の朝水道屋さんが来て配水管の本格的な修理の準備に入ることに。
お隣にもお邪魔して、もう一度水漏れ箇所を特定し、こちらに戻って来る。
しかし、そのポイントのちょうど裏側、ウチの壁の方はキッチンからもずれていてそこからは給水も排水もしていない。
壁の中の水道管はとんでもない回り方をしているようだ。

兄弟でやってきた人の良い水道屋の推理だと、たぶんこの家(ウチ)のキッチンはもともと別の場所にあってあとから移したのだろうということ。
なるほど。さすがプロだと肯く。

修理するに当たり、自分も入ってあれこれと話し合ってみたところ、結局食器棚をはずしてキッチンをバラすことになり、それから壁を壊しながら漏れているパイプを探すことになるので時間とお金がかかる。水道屋曰く、最低半月はかかるだろうという目測。(こちらとしてはお金は大家が出すから良いとしても2週間以上も工事をされてはたまらない)。この調子だとまだ漏れていないだけで他にも劣化箇所が出てくるはずだから、工事の振動で別の箇所が破れて、修理して水を通した時点でまた元の木阿弥になる可能性も高いと。

さて、それは参ったなと思っていたら、少し考えて兄弟の一人が「Non ci sono problemi(ノン・チ・ソノ・プロブレミ=ノー・プロブレムズ=問題ないよ)」という。

天井を沿って水の入ってくる管は見えているから、あそこから新しい管を伸ばして、キッチン、トイレ、シャワーに配管を壁伝いに作り直せばいい。
そうすれば今使っているパイプラインは元栓から閉めて捨て置き、問題とはおさらばだ、と。

なるほど。さすがプロだ。その場所をどう直すかと考えていた自分とは発想が違う。

この前もヴァチカン所有の古い修道院の水道管が逝ったときそうしたのだそうだ。

キッチンとバスルームを隔てる壁(厚さ1m弱、分厚い)にはドリルでいくつか穴を開けることになるけれど、部品さえそろえば1,2日ですべて完了、水漏れは100%解消、食器棚をはずす必要もキッチンを解体する必要もなく費用も4分の一以下で落ち着くということで、大家に電話、OKをもらう。

一応来週の月曜日に来て作業を始める予定にして、寸法を取り、必要な部品をメモって帰っていった。

話し合った時間がいちばん長かったけれど、到着してから1時間足らずで一通り方針決定。イタリアらしからぬスムーズさだった。しかしこの国のプロフェッショナルにはこういう人々が時々いて、運が良いと出会うことができる。

「やれやれ」続きで少し萎えていたのだけれど、少し気分が戻った。(だだし、まだ作業も始まっていないから楽観的なことはいえない、とくにこの国では・・。気持ちは常に引き締めておく)。二人とも人柄が良いところがまた気分的に楽でよい。ラッキーなことであった。

来週月曜日までに部品がちゃんとそろうか。そこがポイント。
(そろそろ復活祭だからな・・すこし不安。ぼそ)