Chiezaru’s diary

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近況雑記


【 椰子の実とスコール 】
Olympus E-5 + Olympus Zuiko 50-200mm f/2.8-3.5 ED SWD

5月1日、メーデーのイタリアは休日。
バスが走っていなかったので仕方なくタクシーで出勤した。
今日の運行は午前8時半かららしい。
今朝は気持ちの良い晴れなのでチェックしておけば早く家を出て歩いて来られた。
TVを見る習慣がないと、たまにこういう当たり前の情報を取り落としていることがある。
少しもったいなかった。

備忘録的に。

運動:

休暇から帰ってきてから公私共に忙しかったうえに時差ぼけがあってなかなか疲れが抜けなかったけれど、昨日からランニングも再会。
いつものコースを走るのは2週間ぶりくらい。
天気もすっかり変わって陽気もよくなったので、昨日からは長袖ランニングシャツとトレーニングパンツからTシャツと短パンに衣替え。
これだけで随分軽くなった気がする。
しばらくまともに走っていなかったこともあって、慣らし程度にしておいたけれど、運動した後は食べ物がおいしい。
やっぱり身体は動かさないとなと思う。

ちょっと不在にした間にテヴェレ川には春夏シーズン限定の観光遊覧船(夏場はたまにこれを横目に並んで走って競争する)が走るようになっていた。
水面にはツバメも元気良く舞っている。

読書:
休みの間に読んだ本はカルロス・ルイス・サフォン著、木村裕美訳『風の影』。スペイン人の作家。
厚みのある上下巻はなかなかの読み応えだった。
ちょっとしたミステリー小説を呈する作品で人物構成と登場人物の絡み方が周到かつ綿密。舞台はスペイン、バルセロナ。スペイン内戦後、1945年、10歳の主人公ダニエルが、とある本を手にすることから物語りは始まってゆく。
本を書いた男、フリアン・カラックスに魅入られる少年ダニエル。
知るほどにダニエルの人生に影のように重なるフリアンの半生。
読んでいくうちにいつの間にか主人公はダニエルとフリアンの二人に変わっている。知らず知らずのうちに二人はまるで一人の人物の表裏のようにダブってくる。
書き手の力を感じた一作。

水まわり:
水道管問題のあとに来た排水の問題も無事解決した。
いつもの兄弟の水道屋さんがきて隣のアパートの人と一緒にいろいろと検証してみたところ、隣に漏れていた水は前の配水管に残っていたのものだったと判明。
これでやっと懸念なく水が使えるようになった。
しかし、引越しに向けて家探しは始めるつもり。