Chiezaru’s diary

字を書くときはChiezaruで写真を撮るときはMeta_Monkey

宿のことなど


【 雪 】
Olympus PEN E-PM1 + M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R

(雪。もうそろそろ終わりでいいかな。やっぱりローマは雪向きの街ではない・・。)

昨晩降った雪は先週よりは少なく今朝はそれほど積もってはいなかった。
また仕事場まで歩くつもりでいつもより30分早く起きて家を出たところ、バスもちゃんと走っていたのでかなり余裕のある朝になった。(でも何ゆえバスの中の空調は冷房だったのだろう・・。非常に寒かった。)
もう空は晴れ渡っていて残った雪に反射する光がまぶしい。

今回のダブリンの出張でもコンファレンス、そのあとのパーティに出席して多くの人々に会ったが、いつもと少し傾向が違ったのは、新しく知り合うよりも以前からつながりのあった人々との交流をより深めた感のあったことで、ローマに帰ってきてからちょっとした充実感を感じている。

約400人のホステルオーナーやマネージャーが集まるなか話が出来たのは一握りだっとはいえ、数十人と会話をして、経営者の人柄を見てこの人の宿には是非泊まってみたいな思ったところが三軒ほどある。
この宿のオーナーさんたちは、それぞれ方向性に違いがあるものの例外なくお客さんをいかに迎え、彼らが快適に過ごし、満足して帰ってもらえるかということを主眼に仕事をしていて、それがとても印象的で共感できることが多かった。

こういう観点からの宿選びというのは業界の外の人には難しいかと思う。
何かの参考になるかもしれないのでリストを:

1. 南フランス、ニース:Villa Saint Exupéry (ヴィッラ・サンテグジュペリ)
皆様ご存知の『星の王子様』の作者アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリがこの宿の名前の由来。現在のサイトからはイラストがなくなってしまったけれど、前のヴァージョンの時には星の王子様が描かれていた。経営者家族がみなとてもフレンドリーで会話上手。オーナーご夫婦、現在実質的なマネージャーの息子二人、娘、みんな背が高くグッド・ルッキングだったりもする(笑)。
http://www.villahostels.com/index-en

2. 東京:鳳明館
東京のど真ん中にありながら旧き良き日本の伝統的旅館スタイルを守り続けている。三館あるなかで本館はたぶん東京で最も旧い宿。
去年の震災の際、帰宅難民のお世話をしたり、被災地から罹災した人々を長期滞在で迎えたりと不況の真っ只中にある日本の宿泊業界にあって、儲けなどど返しで人々の役に立とうとしているこの宿のオーナーさんの江戸っ子気質には頭が下がる思いがした。
http://www.homeikan.com/

3. チェコ、プラハ:モザイクハウス
ジェネラル・マネージャーはアメリカ人。たぶん30代。若い。やはりアメリカ人の奥さんと来ていた。
モザイクハウスは最近オープンした宿で、もう一軒チェック・イン(Check Inn)も同系列。両方ともモダンでセンスのあるシティホテルのような造り(実際に見た訳ではないですが、写真や泊まったことのある同僚の話から)。
http://www.mosaichouse.com/
http://www.czech-inn.com/

自分もホステル業界で働いているくせに、旅行するときは基本的にホテルに泊まるほうが好きだったりする。(仕事から離れるときは完全に離れる。)
でもこの三軒にはいつか泊まってみたいと思っている。