Chiezaru’s diary

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映画鑑賞近況


【 トリノ、シネマの街 】- retouched
Olympus E-5+12-60mm f/2.8-4 ED SWD

備忘録的に、最近観た二本。
『キューブ ゼロ』2004年公開カナダ映画。アーニー・バーバラッシュ監督と最近出た新作『SUPER 8』。2011年公開。SF映画。監督・脚本・製作J・J・エイブラムス。製作にスティーヴン・スピルバーグが名を連ねていることが評判になっている。

『キューブ ゼロ』はウィキペディアで引くとホラー映画になっているが、これはカテゴリー的にはサスペンスだと思う。
『キューブ2』は正直あまり好みではなかった。一転して第三弾『キューブ ゼロ』はシナリオの妙の光った作品。第一作へ上手くつなぐ意外なストーリー展開に拍手。
ところで『SUPER 8』、自分としてもやはりスピルバーグのネームヴァリューで観たクチの一人。
スピルバーグとSF映画は気っても切り離せない。
この人が監督、または総指揮で作っている『バック・トゥ・ザ・フュウーチャー』、『インディー・ジョーンズ』シリーズなど、子供のときとても楽しませてもらった。

今回は子供を主人公に『スタンド・バイ・ミー』的、『グーニーズ』的冒険活劇。
こういう筋はスピルバーグ氏は大好きなのではないだろうか。

しかし作品としては期待はずれの感が大。
見方によるのかもしれないが、ストーリーが強引でまったく斬新なところのないSF映画になってしまっていた。(そもそもSFというのは自分の思いつかないようなファンタジーに触れることができるから面白いのにそれがまったくないのは拍子ぬけだ)

正直な話トム・クルーズを抜擢して使った『マイノリティ・リポート』を観て以来、この人は終わってしまったとう印象を植え付けられてしまった、それからスピルバーグ作品にはそれほどの期待をしていなかったのも事実なのだけど。

この人の近未来感が時代遅れになってしまったと結論付けるのは寂しいことではあった。

スピルバーグといえば映画ファンを自称しながら今だ『E.T.』を観ていないとういう恥ずべき事実に行き当たる。

一度ヴィデオで観始めて途中でなんとなく気分が乗らずに止めてしまって以来、手を伸ばしていいない。
今度腰をすえて再挑戦しないと。