Chiezaru’s diary

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トリノの街


【 トリノの町並み 】- トリノ、イタリア
Olympus E-5+12-60mm f/2.8-4 ED SWD

今回トリノへは初めて行った。

近郊のブラを訪れるのが目的だったために最終日に半日だけ歩いただけだけれど、イタリアの都市らしく他にはないその街独特の様相をしていた。

ウィキペディアでその歴史を紐解くと古くはローマ帝国時代以前からある古い都市だ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%8E

抜粋:
「1536年から1562年にかけてフランスに占領された後、サヴォイア家に帰属し、1720年より1861年までサルデーニャ王国の首都。リソルジメント(イタリア統一)後は1861年より1865年までイタリア王国の首都。」

トリノではサヴォイアの文字をあちこちでよく見かけるような気がしていたのはここがかつてサルデーニャ王国の首都だったかららしい。不勉強なことで知らなかった。島国のサルデーニャの首都が内陸にあるのは意外でちょっとした驚き。

1861年より1865年まではイタリア王国の首都。
市街地中心の町並みはそれを示すような威厳のある広い道と広場、建物を見ることができる。レアーレ宮殿からトリノ駅までは約一キロはあるだろうかという真っ直ぐな一本道でつながっていてレアーレ宮殿の門から向こうにある駅がちゃんと見える。
道沿いの建物にはポルティコと呼ばれる北イタリア特有な様式のアーケードが続いていて雨の日でも濡れずに通行ができる。(このスタイルはローマだとテルミニ駅西側の一部、ヴィットーリオ広場周辺に踏襲されている。)


【 ポルティコ様式 】- トリノ、イタリア
Olympus E-5+12-60mm f/2.8-4 ED SWD

ローマに比べると街中には高低がなくスペースの使い方が贅沢。とても広々している。敷石の感じなども含め、どことなくフランスのパリの似ていなくもない。


【 トリノの町並み 】- トリノ、イタリア
Olympus E-5+12-60mm f/2.8-4 ED SWD


【 トリノの町並み 】- トリノ、イタリア
Olympus E-5+12-60mm f/2.8-4 ED SWD

人々も気さくでミラノやヴェネツィアよりも個人的には好感をもった。
ただし少数の閉鎖的な人間もいるのも事実で、排他的、人種差別主義者も少なくはないと思われる。二度ほど不愉快な思いをした。
しかし街歩きをしている間、会った人々の大部分は気さくで、親切な人たちだったことをトリノの名誉のために付け加えておきたい。スノッブで嫌らしい連中というのはどこにでもいるのでできるだけ気にしないよう心がける。

【 トリノの町並み 】- トリノ、イタリア
Olympus E-5+12-60mm f/2.8-4 ED SWD

街歩きをしたのは月曜日だったせいで、有名な映画博物館が休館。入れなかったのは残念だった。

【 シネマ・ミュージアム 】- トリノ、イタリア
Olympus E-5+12-60mm f/2.8-4 ED SWD

けれど、屋外、ピアッツァに面した郷土料理のレストランでランチも楽しみ、贅沢な時間が過ごすことができた。


【 前菜 】
Olympus PEN E-PL1 + Panasonic lumix 20mm f1.7


【 ピエモンテの地ビール 】
Olympus PEN E-PL1 + Panasonic lumix 20mm f1.7