Chiezaru’s diary

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読書の秋


【 Old Fiat 500 】
Olympus E-30 + Zuiko Digital 12-60mm f/2.8-4 ED SWD

先日村上春樹著「遠い太鼓」を読み終わり、「風の歌を聴け」に取り掛かった。
20代で読んだときと大分印象が違う。
そしてここまで自分で読んだ本のことを忘れているかというほど、内容を忘れている。ごく断片的に記憶に残っているだけでストーリーや登場人物を殆ど忘れている。もちろん僕と鼠とジェイは除いて。
人物の名前が置き換えられて違うタイトルで渡されたら、気づかずに初めて読む本だと思ってしまうくらいの彼方忘却。
まいったな。

しかしやはりデビュー作だけあってかなり今の作品とは違う。文章の向こう側に作者の野心のようなものが漂っているのを感じる。そういう意味で挑戦的な作品かもしれない。

ところでさっき映画「ブレードランナー」がいつの作品かチェックしようと思ってウィキペディアをみた。1982年公開のアメリカ映画。
そこで原作がフィリップ・K・ディック著『アンドロイドは電気羊の夢を見るか? Do androids dream of electric sheep?』だと(今更ながら)初めて知った。
というのはこの前まとめて買った古本セットの中にそれが入っていたから、ふ〜んそうだったんだと、なんとなく感心してしまった(馬鹿っぽいな)。

だからたぶん今日の夜から村上作品と併読でこれもいってみようと思う。

なかなか充実した読書の秋になりそうだ。