Chiezaru’s diary

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ケニア紀行 11 - 人々- 3


【 マサイ族(と思われる井出達)のガードマン 】- インド洋を望むビーチにて。ケニア
Olympus E-5 + Olympus Zuiko Digital 12-60mm f/2.8-4 ED SWD

イタリアに戻ってからかれこれ二週間。
テーマ別でアップしてきたケニア旅行の日記もあと一回くらいにして、そろそろ終わりにしようと思う。

ビーチが目的でいくならケニアはいまひとつお勧めできない理由はビーチボーイたち。観光客をみるとツアーやらお土産やらタバコやらを売りこみに群がってきて、静かにリラックスしたい時などけっこう鬱陶しい。

公共の浜とヴィラの境界線にやしの丸太を並べて置いてあるが、それがボーダーラインになっていてビーチボーイたちはそこから中には入ってこられない決まりになっている。
あまり近づいてしつこくしていると警棒を持ったガードマンがやってきて注意される。

そんなわけで海に入る気にはならなかったのだけれど、折角なので引き潮時に一度だけ外に出てみるとあっという間に取り囲まれた。

東洋人は珍しいらしく質問攻め。おまけにイタリア人相手だと二人くらいなのに自分の周りにはやたらと寄ってくる。

ただ彼ら同士でも決まりがあるのか、一度話をしだすメンバーが決まるとほかのグループは寄ってこない。あくまでも和やかな雰囲気。

最初は面倒だったので無視して遠浅の浜を一人で沖へ歩いていたのだが、珊瑚のかけらやらやら蟹やらなまこやら巨大な人手やらを海のなかから拾って持ってきては見せては説明してくれるし、胡散臭い感じはまったく、そのうちに打ち解けてしまった。
最後にチップをあげるくらいはしょうがないなと腹をきめた時点で、こちらもいろいろケニアの生活などについて質問をはじめて、この数人に取り囲まれてそれなりに楽しい散歩になってしまった。

別れ際に彼らを撮った写真をメールで送るからEメールのアドレスはあるかと聞いたら持っていたのは一人だけ。
通常メッセージのやり取りは携帯のSMSでやっているらしい。
だれもコンピューターを持っていなかった。
たぶんその一人がネットカフェのようなところでみんなの分のメールをチェックするのだろう。

自分にとっては当たり前になっていることが普通に通じないということ。
常識だと思っていることが常識ではなくなる感覚を味わってこれも小さなカルチャーショックだった。

以下、引き潮のケニアのビーチ、そこで営業するビーチボーイズ、それからヴィラでみた出し物の民族ダンスなど。(すべてOlympus E-5 + Olympus Zuiko Digital 12-60mm f/2.8-4 ED SWDで)
境界線の向こう側はビーチボーイでいっぱい↓

でかいヒトデ↓

うに↓

卵をおなかに抱えたかに↓

場面が変わってヴィラの夜、民族ダンスなど↓