Chiezaru’s diary

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記録更新徒然


【 spring dusk 】
Olympus E-5 + Olympus Zuiko Digital 12-60mm f/2.8-4 ED SWD

一つ思うところあって「何としても」と「無理をしない程度」の中間くらいの覚悟で昨日のうちにランニングの記録の更新を狙いたかった。

選択肢は二つ。
1.いつもの6キロコースで最短タイムを。
2.最長距離を伸ばす

1の選択は即ボツ。
冬のあいだ散々怠けた身体で夏タフにトレーニングしていたときの記録が破れるはずがない。それは無謀とういやつだ。

なので距離で。

去年自己最長の12KMを出したので、それを越すのを目標に時間は気にせずひたすらゆっくり淡々と走り続けてみた。

時速にして6キロ前後でいつもの公園のコースをアレンジして三週。

夏時間になってから通常6kmしか走ってなかったこともあり、10Kmを越えた時点でガクリと脚のバネが無くなったのが判った。
ふくらはぎには蹴る力もなくなり上腿で引き上げ前に運び下ろすことを反復することに専念した後半。
1時間28分かけて完走。14.26 kmを達成。続けて走った距離では人生初。

終えたあとの膝、腿、腰、背中のすっかり凝り固まった痛みが達成感にちょっとしたスパイスを加えた。

そこそこ強いストレスを感じながらやらなくてはならないことをこなした仕事などより、運ぶ足腰の痛みと疲労の方がいかにリアルな苦痛であるかを味わった。アドレナリンのなせる業か、これに比べたらあんなのは屁のカッパだよなと思えたのはちょっとした経験だったとおもう。

このところ仕事のストレスが6km+筋トレの運動量では昇華しきれなくなっていたのを感じていたが、今回、固まってこびり付いたそれをトンカチで細かく打ち砕いて落としたような、溜ったそれが熟して拘泥し、悪いものになりかけていたのを大量の水で洗い流したような爽快な実感を持つことができた。

またいろんな意味で先に進めるんじゃないか。

そんな気持ちになれた。

またそのうちどちらかの記録更新に挑戦してみよう。