Chiezaru’s diary

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DAY 30 - 徒然雑記


【 エッフェル塔 】- パリ、フランス
HP PhotoSmart R607
(ストックより。2006年、パリ。)

昨日ははぼ定時で仕事を切り上げて、前に住んでいたアパートへ。
今月で契約が切れるので鍵を返す前に、ガスと電気のメーターの数値、室内の状況を写真に収めに行った。すこし面倒くさいともおもったけれど、こういう細かい記録を残しておくと後々になって起こりうる思いも寄らないトラブルを回避することができる。特にこの国では。

アパートについて一度窓を全て開け放ち、換気をしながら作業は5分ほどで終了。帰路、地下鉄の駅までの道すがら、久しぶりにヴァチカンのサン・ピエトロ広場を横切った時にもう当分ここに来ることも無いだろうなと思って、カメラに広角レンズもつけていたこともあって広場で数枚写真も撮った。

ずいぶん贅沢なところに住んでいたものだ。

それからメトロに乗って、いま住んでいるアパートの最寄の駅で降りて、カメラバッグもしょっているし、家にはすぐ帰らずそのまま歩いて、ランニングコースにしているいつもの公園まで行って夕方の風景を少し。7時半くらいでもう夕陽消える直前だった。ずいぶん日が短くなったものだ。

帰宅して鶏肉をゆでてサラダと簡単な夕食を終わらせてから、映画を一本。
昨日ブラッド・ピットの狂気について少し触れたときに、そうだ『12モンキーズ』を観ようと思っていたのだけれど、DVDが手に入らず、予定を変更してウッディ・アレン監督の『ミッドナイト・イン・パリ(Midnight in Paris) 』(2011年、西、米)を。

芸術の都パリが深夜に入り、時の迷宮化してしまうというプロットはとても面白い。それぞれの時代の人々の思うパリの黄金時代。時代を代表する芸術家達、スコット・フィッツジェラルドやアーネスト・ヘミングウェイ、パブロ・ピカソ、サルヴァトール・ダリなどなど、続々と登場してきて楽しめた。ユニークで楽しい発想だと思う。

オーウェン・ウィルソン演じる主人公、映画脚本家ギル・ペンダーは間違いなくウッディ・アレン自身の仮託であろう。

オーウェン・ウィルソンもアレン氏の動きや癖をずいぶん観察したのではないだろうか。目の瞬かせ方などそっくりだった。

良い映画だと思う。

ただ自分でも理由が良くわからないのだが、ウッディ・アレン、ロベルト・ベニーニ、大島渚の三監督の作品は秀作なのを認めつつもいまひとつ好きになれない。

ウッディ・アレンの作るものには、なんというかある種の湿気を感じずにいられない。

何でなんだろう。


【8月29日のメモ】
体重(朝):63.60kg
運動:なし
アルコール摂取:なし