Chiezaru’s diary

字を書くときはChiezaruで写真を撮るときはMeta_Monkey

死の淵を経て


【 光のやわらかさ 】
Canon EOS 5D + Canon EF 70-200mm f/4 L USM

彼女の友人のイタリア人カルロさんは、もともと物腰の柔らかいフレンドリーな人だが、ハードラックな一年を過ごしていて、足の骨折から、心臓発作、癌発見による胃の切除と生と死の挟間を彷徨った。

昨日の夕方久しぶりに少し顔をあわせる機会に恵まれて話をしたが、正直少し驚いた。

彼の最近の状況を彼女から話で聞いていて、次に会う時はよっぽど痩せて衰弱しているだろうなと予想していたせいで、ところが実際に会ってみると確かに肉付きは良くなくなったものの、ずいぶん健康そうな印象を受けたからだ。

10分ほどの短い会話のなかで彼がこの一年でどれほど生死、自分と向かい合ってきたのか良く判る対面になった。

癌という病の性質上まだ予断は許さないにしても、すべてを乗りきったあとの達観と透き通るような眼。

そばで立ち話しているだけでもポジティヴにインスパイアされる。
なにかしらのオーラを醸す人になっていた。

絶望の中で掴み取った新たな生に対する新鮮な喜びが満ち溢れている。

人と会って久しぶりに心に響くものを感じた。