昨日読み終わった本

【 とある教会の中 】- イタリア、ローマ
Olympus SP-560UZ
今日は時間が無いので手早く更新。
昨日村上春樹著「ノルウェイの森」を読み終わった。
再読はこれで４度目くらいだったと思う。
それなりに思い入れのある作品なので、これについてはいつかもう少し時間をとって書いてみたい。

全体に澄んだ悲しみが漂っていてそれを全編通して保ち続ける村上春樹の書く力には驚かされる。

映画はまだ見る機会に恵まれていないが、あれだけ多く出てくる性描写のシーンをこの作品の雰囲気を壊さないまま映像化するのは至難の業のように思える。

監督のトラン・アン・ユン氏はヴェトナム人でパリ在住ということで少し納得が行く。
こういう映画はアメリカ人には手に余るだろう。フランス的表現が一番しっくり来るかもしれない。

映画化するなら「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」のほうが向いていそうな気もするけれど。