Chiezaru’s diary

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日曜日の映画

昨日観たのはテリー・ギリアム監督、ジェフ・ブリッジス、ロビン・ウィリアムズ出演の「フィッシャー・キング」。1991年出品の旧めの作品。
この映画は昔一度観て印象に残っていたけれど完全に内容を忘れてしまっていたため、再度鑑賞の機会を待っていた。
前回これをいつ見たのか思い出せないけれど、すごく感動した記憶がある。
気分もそんな感じだったし手を伸ばしてみた。
いい映画。90年代的なポジティヴ感がある。
今回はどういうわけか浮浪者のニオイに気が行って今ひとつのめりこめなかった。
もちろん映像だと伝わってこない、だけどなんなとなく想像してしまう。
いつもランニングが終わる橋の近所のホームレスを毎回見ていてそのクサさが印象づいているせいかもしれない。
ニオイというのは理性で同行できる範囲を超えている。あのストーリーはあくまでもフィクションだから成立しうる物語だとちょっと引いてみてしまった。
僕に夢がなくなったのか、純粋さが失われたのか。

でも良い作品に違いはない。

2本目はトニー・ジャー主演「オン・バック3」。(邦題は「マッハ参」になるのかな。)
1作目と2作目に間があいていたから第3弾がこんなに早く出るとは思わなかった。
物語性を出したいのは良くわかる。最初のオン・バックとその続編は完全にストーリーが違うが2,3部は繋がった一つ。
2作目を観たとき次が出たらより酷くなるなと思っていたけれど、個人的には3の方がいいように思った。

タイ映画がいろいろ新しいことをやろうと試行錯誤しているのがわかる。
が、イアデアはパクリが多い。2作目は間違いなく「グラディエーター」を意識して作ってあったし、今回の3は「マトリックス」の一作目がモチーフになっている。死と再生、世界の再認識、悟りと格闘。実際死ぬところまでは行っていないけれどコンセプトはそれ。

アクションは相変わらずすごい。カラダを張っているところは魅力だ。
較べてみると残念ながら1作目が一番良かった。
2作目からは続きは待ったく別映画。かろうじて「仏像」で無理やりつなげてはあるけれど。

今回は字幕なし、タイ語で観たので全然会話の意味が理解不能だったけれど、絵をおっていると大体その辺はわかるもの。

まぁ楽しめるB級ムーヴィーというところか。