【 Nzù - Marco Carpineti Winery 】 (Cori, Lazio, Italy) - Canon EOS 6D + Canon EF 24-70mm f/4L IS USM
ずっと行ってみたかったローマ郊外、ラツィオ州南部にあるマルコ・カルピネーティ(Marco Carpineti) ワイナリー。日曜日の試飲会があるというので絶好の機会、ここは是非行かねばと。ワイナリー見学も兼ねて。写真はこのカルピネーティ・ワイナリーの意欲作、アンフォラ、素焼きの甕で熟成された『Nzù(ンズ)』と名づけられたワイン。サーヴの仕方もユニークで一度土器の容器でデカンタしてからグラスに注ぐ。アンフォラ熟成ということで所謂オレンジ・ワインのキャラクターなのかなと予想しつつテイスティングすると、よい意味で裏切られる。照りのある黄金色でレッグからはととろみもみてとれる熟成された白ワインの見た目。香りはフレッシュで酸化感はなし。爽やかなフルーティーさがあり、それでいて熟成の複雑なアロマが混ざり合っている。舌触りはまろやか。酸とミネラル、アルコールもバランスもとても良い按配。
話を聞くとマセレーションはせずに搾汁して醗酵させているらしい。それが重くなりすぎない理由かと思う。ただし、ほんの少しタンニンは感じて、これがまたよいアクセントになっている。
食事と共に楽しみたい一本。一本27ユーロはほんの少し高めの値段設定とも思われるけれど、熟成に使うアンフォラは木樽よりもコスト高だったり、バイオダイナミック農法で作られたベッローネ(Bellone)という土着ブドウで造られていることを考えると適正値段なのだろう。もし仮に自分がレストランを持っていたらこれは仕入れたいと思うワインだった。
4月13日(土)、ローマ。晴れ。
ここ数日は晴れたり曇ったり雨が降ったりと天気は不安定。
季節が暖冬の分を取り戻そうとしているのか4月も中旬に入るのに今だに肌寒い日が続いている。
そんなわけで3月のヴァカンスの後、月末にサマータイムが始まっても、まだランニングの習慣が取り戻せていない。
南国での休暇中に泳いでランニングマシンで走って良い感じで腰のリハビリが出来ていたのにまた運動不足に陥っているのは残念。もう夜の8時くらいまで明るさも残っている事だし、今日の夕方、晴れていて寒さを感じないくらいの気温だったらリスタートしたいところ。
腰痛のほうは少しずつ良くなって日常生活には支障をきたさなくなった。先日MRIを撮ってもらってヘルニアではない事も分かり気分的にも楽に。
そのかわり仙骨の辺りに問題があるらしく、整形外科の予約を取ることになった。
現在、腰のほうは長く立っていると痛みが出てそれが強くなってくるというコンディション。歩いている分にはほとんど痛くない。
通勤で座れないとちょっと辛い。という状況。
やはり運動して腰周りの筋力を上げる必要がある感じ。
以下、3月31日(日)に行ったワイナリーで撮ったスナップなど。
Marco Carpineti (マルコ・カルピネーティ) ワイナリー
住所:S.P.Velletri-Anzio km14.300, 04010 Cori LT
ウェッブサイト:www.marcocarpineti.com
ここのワインはオーガニックとバイオダイナミック農法で造る自然派。畑での仕事では馬などの動物も働いているほど。
ローマ帝国時代からワインが造られていた土地柄ということもあり、土着品種、白ブドウのBellone(ベッローネ )や黒ブドウのNero Buono(ネーロ・ブオーノ)Cesanese(チェザネーゼ)を使った製品がメイン。それからブレンド用に広く使われているMontepulciano (モンテプルチャーノ)種なども。
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ガラス張りでブドウとオリーヴ畑を見渡す事の出来るテイスティングルーム↓
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瓶内二次熟成のKius(キウス)という名のついたスパークリングワイン。こちらも土着品種ベッローネ使用↓
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Nzùは一度素焼きの容器でデカンターしてからのサーヴ↓
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赤、Tufaliccio(トゥファリッチョ)はチェザネーゼとモンテプチャーノのブレンド↓
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このほかにこのワイナリーの主力赤と白でそれぞれCapolemole(カーポレモーレ)という個人的に好きなワイン等々もあったのだけど、数日前に近所のワインショップで買ってすでに試していたのでスキップした。今回はお目当てのNzùとKiusで満足。
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敷地内にいる犬たちもマイペースにフレンドリー↓
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ワイナリー見学ではマルコ・カルピネーティ氏自身がツアーを担当、ワイン造りへのこだわりを語ってくれた。
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地下倉に寝かされているアンフォラとバリック、瓶内二次醗酵用ピュピトルなど↓
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これだけの経験ができてテイスティングも見学も無料。
イタリアの食文化紹介と地域全体のプロモートのために日曜日を割いてこうした催しを企画し実行する人々の姿勢にも敬意を謝意を表したい。
天気にも恵まれてこの上なく贅沢な日曜日を過ごす事が出来た。
(もちろん帰りに気に入ったワインを購入。件のNzùとExtra brut、試飲したベッローネではなくネーロ・ブオーノのロゼのほうを :) )。
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