Chiezaru’s diary

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しばし立ち止まって思うこと


【 憂う天使 】- ヴァチカン、サン・ピエトロ寺院

今日は旅行記を一旦休みにすることに。

目の前で起こったことではなかったが、ケニア旅行中から直後にかけていくつかの死に出会った。

イタリアを留守にしている間、アパートの大家さんが亡くなり、自分たちがケニアから発ったまさしくその日にナイロビではテロが発生、最終的に60人以上の人が命を落とした。そして昨日、癌の化学治療中だった友人のお母さんの訃報。

大家さんは人の良いフレンドリーなお婆さんで去年の八月に今のアパートに引っ越してから、とても良くしてくれていたので旅から戻った翌日に息子が訪ねてきて、亡くなったとの知らせを聞いて少なからず驚いた。
友人のお母さんについてもしかり。

昨日はお葬式に行ってきた。

ケニヤの貧困の中で生きる子供たちを見て、自然界の動物たちを目の当たりにし、帰国して死の裾に触れるような感覚。
この10日、いろいろな意味で生命。生と死について考えている。

うまく説明できないのだが、生と死はある条件の下ではイコールで結ばれているという直感のようなものが頭の片隅で燻っている。

今日は、ほんの少し立ち止まって黙祷と共に亡くなった方々に哀悼の意を表したい。