Chiezaru’s diary

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コンクラーヴェ妄言


【 慈照寺銀閣 】- 京都
Canon EOS 5D + Canon EF 70-200mm f/4 L USM

(銀閣寺には白黒が似合うように思う。なのでモノカラー化して。今日はヴァチカン関連の写真をストックから掘り出してこようかとも思ったけれどあまりに時事っぽくなるので敢えて渋く全く関係の無い銀閣寺で。)

キリスト教ローマ・カトリックの法王選び、コンクラーヴェは本命なしという風聞だったので長引くかと思っていたら意外に早く昨晩さらりと決まってしまった。

自分はクリスチャンでもないし、どちらかというとコンクラーヴェはイヴェント的側面に興味をおいて追っていただけなので内情に詳しくもなく、なんとなく次にくる法王はイタリア人なのではないかと思っていた。
新しくローマ法王になったフランシス1世(76歳)がアルゼンチンの人だと知ってこれには少し驚いた。

二月にいきなり前法王ベネディクト16世が引退するというニュース(ちょうど日本に帰国した翌日であまりに唐突な情報だったのですごくびっくりしたのを覚えている)が出たときに、個人的な邪推でヴァチカンも上手くシナリオを練ったものだと思った。

現役の法王が死去せず生きたままその位を辞するというのはほぼ600年ぶりというくらいだから、非常に稀な出来事であったといっていい。

つまるところ、青少年性的虐待やらヴァチリークスやら資金洗浄やらでこのところダーティーなイメージの重なるヴァチカンのネガティヴな部分を人気でいまひとつぱっとしない上に、あまり善人っぽくみえないルックスの前法王に全ておっかぶせて追い払ってしまおうという政治的な腹なのだと理解していた。

三月末には復活祭もあることだし、新生ヴァチカンをアピールするにはもってこいのタイミングだったこともある。

そんなわけで、すこし若目のイタリア人が次の法王に選ばれるのではないかと勘繰っていたけれど予想は見事に外れたようだ。

新法王フランシス1世、これから内外に向けてどのような活動をしてゆくのかすこし注目してニュースを追ってみたい。

慈照寺銀閣あと数枚↓(全てCanon EOS 5D + Canon EF 70-200mm f/4 L USMで)