Chiezaru’s diary

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ナポリへ


【 ナポリの家庭の味 】
Panazonic DMC-FX07

昨日は彼女と一緒にお見舞いを兼ねてナポリ郊外に住んでいる友人、アルフレッドと彼の家族お家にお邪魔した。

ローマからナポリ中央駅までは鈍行列車で2時間45分、10.10ユーロ。1100円ちょっと。

イタリアの各駅停車は安い。

テルミニ駅に早めに着いてうまく空いた席を見つけて座れたので、最近読み出したドストエフスキーの「貧しき人々」を読み進める。

ドストエフスキーは大昔に「罪と罰」を読んだきりだが、この「貧しき人々」を手にとって読み始めたときはすぐに飽きて読みきれそうにないなと思ったのに、今では3分の2くらいまで進んだ。(ロシア人の登場人物は名前が覚えにくい。「罪と罰」の主人公はラスコーリニコフだったっけ?)

主人公の男と女、手紙を交わしながらその関係を深めていく、その間に男の方は無い金を工面するために身をやつしてゆく。

結末がどうなるのか興味深い。ロシア文学。陰惨な方向に進んで行くような気がする。

自分の運がいいのか、時間の正確さ関して悪名高きイタリアの電車の旅で、殆ど遅れを経験したことが無い。今回も行き帰りともにスムーズに行った。

天気に関しては晴れ男だが、電車の時は電車男になってしまうのだろうか・・
僕は両方なので天晴れ電車男である。

ナポリ中央駅で地下鉄に乗り換え30分程。最寄に駅に着いたら車で迎えに来てくれた。
アルフレッドはさすがに無理なので奥さんの運転。

痛々しく左腕はごっついギブスに収まっていたが、他に外傷はなさそう。

すこしホッとした。

右腕は腱と筋肉にダメージがあるようで、まだあまり動かせない様子。当人は少しずつ回復し始めたと言っていた。

が重いものはもてないし腕も上がらない。

暫くは奥さんを頼りにしなくてならないだろう。

奥さんはしばらく大変だ。

2時過ぎにお家に着いて子供二人とおばあちゃんに挨拶しすぐご飯に。

新鮮なモッツァレッラチーズから、フリアリエッリとソーセージなどナポリならではのもをバローロ、お土産に持っていったアマローネの赤ワインで楽しんだ。

時々痛いのを無理して空いたグラスにワインを注いでくれる。
こちらばかりが注いでいると注がれている方が気詰まりになるらしい。時には返杯するのが無言の了解らしい。

ずっと食べっぱなしですっかり満腹になった。

5時半くらいまで談笑して帰りの電車を予約してあったのでご辞退する。

ナポリ中央駅までまた奥さんが運転してくれた。アルフレッドと娘のガイアちゃんも一緒。

ナイキのカバンとリュックをそれぞれ子供達のお土産にしたが、二人とも気に入ってくれた様子。

とても楽しい一日であった。

9時過ぎに家に着き、早めに就寝。

ナポリはゴミ問題がよく報道されるが今回友人宅の郊外、行き帰りで通った街中心見る限り全然ゴミを見なかったし別段変な臭いもしなかった。