Chiezaru’s diary

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ひさしぶりに


【 ビール 】
Nikon F4 + NIKKOR 50mm f/1.8D, Kodak color plus 200

彼女の親友が彼を連れてローマに来ている。
アメリカ人とスペイン人のカップル。
この夏一月ほどローマで過ごすのだそうだ。

親友はアメリカ人の女の子で以前ローマに住んでいた。
彼女を通して知り合って、たまに会うことがあったので気心が知れていて自分にとっても友人のような感じの人。

行動力が半端ではない人物で、現在はスペイン在住だが、少し前に日本にも数ヶ月住んでいたし、フランス、ドイツに長期滞在してはかの地の言葉をせっせと身に付けている。ヴァチカン図書館で仕事をしたこともあってラテン語までできる。全部で六ヶ国語くらい話せるのではないだろうか。スペイン人の彼はおっとりとしたタイプの人でラテン語の先生をしている。
レストランのテーブルで会話がラテン語だったりするちょっと面白いカップルでもある。

昨日二年ぶりの再会を果たした。
彼女はとてもハッピー。

それを口実に、まだ行ったことがなかった、ちょっと有名なピッツェリアに行ってみることに。
ローマ風ともナポリ風とも決めがたいオリジナルスタイルが売りの店。
ローマ風のようにペースが薄くないのにナポリ風のように生地がもちもちしていない、厚みがあるのにサックリな食感というのだろうか。結構大きいのに、さらっと腹に収まってしまい、そのあとまったく胃にもたれなかった。良い食材でシンプルに作っているのがわかる。

ビールで乾杯して、ピザに舌堤を打ちながら、昔話から今のことまでタイムラインが前後に跳びながらの歓談。

四人テーブルで女性二人は向かい合って座りその脇にわれら男二人。
すぐ隣は結構なテンションで盛り上がっていて、こちらではおとなしいスペイン人と日本人の男がそれなりのペースでリラックスして会話を楽しんでいる。

不思議な雰囲気をかもしたグループだったかもしれない。

愉しいひと時を過ごせた。

友は宝。つくづく思う。