Chiezaru’s diary

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なさけはひとのためならず


【 女神アテナ 】- ヴァチカン博物館、ヴァチカン市国
Canon EOS 5D + Canon EF 70-200mm f/4 L USM

(ギリシャ神話ではアテナ、ローマ神話ではミネルヴァ。以前に繰り返し書いているのでしつこいと思う方もいるかもしれませんが、ギリシャ神話の神々の中で自分はこのアテナのファン。彼女は全能神ゼウスの頭から甲冑をつけた状態で飛び出してきたという逸話のある女神。智、芸術、守りを主体とした戦の神。知性ある純潔の女性神かと思うと短気でちょっと嫉妬深かったりキュート。などと書くとものすごく怒られそう・・。普通だとアテナはメドゥーサの頭の着いた盾を持っているのだけれどこの像はそれはライオンに見える。ひょっとするこの像はアテナじゃない?かも??

職業柄、ときどき日本人の旅行者に出会うことがある。ちょっと街の情報をあげたり問題があれば解決するのをサポートしたり、そのとき気が合えば市内のプチツアーを兼ねてご飯に誘ったりなどもすることもある。

旅先で受ける小さな親切というのは現実として助かるし、何よりも気分的に楽になる。
自分自身でも経験していることなのでそのへんは判っているつもり。
単純に話をしたり聞いたりするのが楽しいということもある。

感謝されることも多い。
そのときにお返しに何をすればよいかというような質問をされることがある。
ありがたいことだと思う。
返事には、もし自分のしたことに恩のようなものを感じてくれたのならば、いつかどこかで立場が逆の同じようなシチュエーションがあった時に、その未知の人に返してくれればそれでよいということにしている。

小さな好意や善意が人がつながることで、その人を介して巡っていく。
そこには不思議と心の温まるイメージを喚起する何かがある。

そんなの自己満足じゃないかという人もいることだろう。

特に否定はしない。というか、まさしくそうに違いない。

でも昨晩友人たちと晩御飯を食べたときに、それが巡り巡って自分に戻ってきたのを感じた。

素敵な循環ではないかと思う。

女神アテナ↓
(Canon EOS 5D + Canon EF 70-200mm f/4 L USMで)

メデューサの頭ついたアテナの盾

注:直視すると石になるので気をつけてください。