Chiezaru’s diary

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ニッポンのアフターサーヴィス


【 オレンジジュース 】
Sony RX1R
(毎朝絞って飲むオレンジジュース。1キロの袋で仕入れてくると、時期によってブラッドオレンジが混入していることがある。普通のオレンジよりも甘みが強く風味も少し違う。ちょっと得した気になる。)

もう一件アフターサーヴィスの話。

最近導入したSony RX1Rの(海外からの)製品登録の件について。

キヤノンやオリンパス(他のメーカーについては使ったことがないので不明)のデジタルカメラは世界の何処で購入しても本体のメニューから大抵の主要言語に設定できる。キヤノンなどは2005年発売の初代EOS 5Dですらそれが可能。

昨今はそんな状況なので特に気にせず日本からSony機を取り寄せたのだが、Sonyの場合、日本市場向けのカメラは最新機種でも日本語のみインストールされていて他の言語には切り替えができないのを、つい最近知った。多言語で使うなら海外仕様モデルを購入する必要がある。(ちなみに国内仕様のモデルのほうが安値で流通している。)
国内市場と海外とで完全に一線を画したマーケティングコンセプトらしい。

ナショナリズムの反映なのかその辺は不明。

便利、不便は別として日本人としては、まぁそれもありかなと思う。(その代わり中古で売ることになるとちょっと面倒。日本語固定で海外では大きな制約になる。とはいえずっと持ち続けるつもりでいるのでとりあえず問題なし。)

と、それは余談。

販売網の差別化によって、海外に新品の日本仕様機を持ってくると多少の不都合が生じる。

その一例が製品登録。

ソニー機の製品登録はPCに専用ソフトをインストールしたあとUSB経由でカメラそのものをつないで行う形式なのだが、ヨーロッパからアクセスすると日本モデルは登録ができない。

手順を追って必要事項を書いていく過程で何処で購入したかという欄にJapanが出てこない。仕方がないので住んでいるItaliyを選ぶと製品のシリアルナンバーを入れてもエラーが出てしまう。

いろいろいろ手を変え品を変え試したけれどすべてボツだった。

仕方がないので日本のソニーサイトからカスタマーサーヴィスのコンタクトフォームをみつけ、事情を説明するメッセージを送った。

翌朝には返事があり、海外からの登録は電話で日本のオペレーターとする必要があるとのこと。そのメールで日本から電話をしてくれるから(日本のサーヴィスカウンターが開いている時間帯から)希望の時間書くようにリクエストがあり、それに返事を送っておいた。(日本との時差-8時間はけっこうスケジュールが立てにくい。こちらの朝9時が日本ではすでに夕方5時という状況。)

仕事場と自分の携帯番号を書いておいたら、翌日、指定時間(日本では閉店間近の時間)になんとVOIPでも通話料のけっこうかかる携帯のほう(それも国際電話)にかかってきた。

オペレーターの女性は丁寧すぎるといってもいいくらい親切な対応で、購入した製品と個人の登録内容についていくつか質問して無事に手続き終了。

電話を切った直後に確認メールが届いた。

海外の携帯にまで国際電話をかけてくれるSonyのカスタマーサーヴィスには正直脱帽。賛を贈りたい。

Sonyさん、あとはできればRX1Rの起動速度とAFスピードを上げるファームをアップしてくれるととても嬉しいです。

日本の一流メーカーのカスタマーサーヴィスというのは世界でもトップレヴェルだと思う。ちなみにオリンパスの(あくまでも日本の)カスタマーサーヴィスもメール対応は迅速。

P.S. 明日よりしばらく不在にするので更新が滞るかと思います。二月の末には新たな写真をアップしながら再開するつもりです。またよろしくお願いします。