Chiezaru’s diary

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人々の一日


【 Piazza Navona(ナヴォーナ広場)にて 】- ローマ、イタリア
Nikon F4 + AF Nikkor 35-105mm 3.5-4.5 / 35mm macro, FUJICOLOR SUPERIA X-TRA400

2013年12月4日。

昨日は自分にとっては普通の一日だった。
いつもの時間に起きて出勤して、順調に仕事をして大きなトラブルもなくほぼ定時に帰宅。
今週に二度目のランニングに出て8キロを時速6キロ以下で走り、仄かな達成感とともにうちに帰り晩餐。
そのあと家の中の無線LANにどういうわけかつながらない彼女のiphone5の設定を、ネット上で解決策が出ていないかチェックして、いろいろと試行錯誤を繰り返すも手詰まりに。ルーターにログインして固定IPにしても駄目。(iOS7は何でUSB経由でPCにつないでiTunesからアップデートできないのか・・。わけがわからん。)

結局1時まで粘ってギヴアップ。別の手を捜すことにして床に就いた。

可もなく不可もない人生の中の一日。

一方、彼女は某ブランドのお店でセールス担当だが、8年働いていて初めて一品も商品を売れなかった。

パリに住んでいるアメリカ人の友人は昨日娘、二人目の子供の父親になった。

仕事の関係で一度会ったことのあるイギリスがベースのホステルとパブのチェーンのやり手社長は奥さんが脳腫瘍で長らく療養しているのだが、悪化はしていないものの腫瘍が二つに分かれて、予断を許さぬ状況になったので、自分は妻に寄り添いたいとのこと、当分イギリス国外のミーティングには一切出席しないとの断りのメールを関係者各位に送った。

友達というほどでもない知り合いで誕生日だった人が一人。

数ヶ月前に出会った世界を巡る長旅をしていた青年が再び母国、日本の土を踏んだ。

自分の親兄弟彼女親友友人知人を含めて世界には60億もの人々がいて一人にひとつずつの一日があることに思いを馳せると、そんなことは当然なことなのに、不思議な気分になる。如何に自分のちっぽけなことか。

さもありなん。

すは、昨日は自分にとっては特別な一日だったらしい。

ナヴォーナ広場、あと数枚↓
(Nikon F4 + AF Nikkor 35-105mm 3.5-4.5 / 35mm macro, FUJICOLOR SUPERIA X-TRA400で)