Chiezaru’s diary

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平たい桃など


【 平たい桃 】
Olympus PEN E-PM2 + Panasonic lumix G 20mm f1.7

普通の桃もあるけれど、季節になると見かける平たい桃。
まだ試したことがなかったこともあり、昨日近所のスーパーで見かけたので買ってみた。

ほかにもいろいろ買い物をしたので値段を正確に覚えていないが7個入りパックで2ユーロ弱(260円弱)だったように記憶している。安い。

パッケージにはPesca Tabaccheria (ペスカ・タバッケリア) 、Tipica dell'Etna(ティーピカ・デッレトナ)。
注:Tipica dell'Etnaは分法的に分解すると Tipica della Etna(ティーピカ・デッラ・エトナ)なのだが、「エトナ」は母音では始まる名詞なので冠詞の終わりの母音とくっついて冠詞の終わりのそれがアポストロフィで省略される。)

意味は
ペスカ=桃
タバッケリア=嗅ぎタバコ入れ

ティーピカ=典型的な/代表的な
dell'の部分は分解すると「di la」英語で言うと「of the」が融合した形。
エトナ=シチリアのエトナ山

つまり、エトナ地域(シチリアのカターニアあたり)特産の嗅ぎ煙草ケース桃。

最初、何故桃とタバコが関係しているのか不可解だったが、ネット上でTabaccheriaを画像検索してみて腑に落ちた。
この平たい桃、確かに嗅ぎ煙草入れに形が似ている。

ある種の嗅ぎ煙草ケースは本当にこんな形をしているのを見つけた。

ちなみに桃自体はそれほど大きくなく直径で5-6センチくらい。
厚さは直径の半分くらいで押しつぶされたように平たい。

洗ってとりあえず二つに割って中身を検分。
果肉は白。種は丸くて小さい。

それから試食。皮は剥かずに。

瑞々しくて美味しい。味のベースはやはり白桃。ただ普通の丸い桃に比べて少し桃っぽさが抑え目でその代わりに爽やかな軽い酸味がある。

うまいうまいと台所に立ったまま次々に洗って4つ平らげてしまった。

嗅ぎタバコケース桃。自分的にはヒット。また見つけたら買ってこよう。

イタリアは果物も美味しい国。

割ってみるとこんな感じ↓