【 カモメたち 】- テヴェレ川、ローマ
Olympus E-5 + Olympus Zuiko 50-200mm f/2.8-3.5 ED SWD
(被写体に狙った真ん中やや上の一羽から微妙にピンが外れている・・。残念。手前に飛んでくる一羽にフォーカスが合うっていたら傑作になっただろうな。でもいきなりファインダーに入ってきたし、無理というもの)
最初に腰をやってから十数余年。いちばん最初は重いものを不自然な体勢で持ち上げようとして、その数年後、治ったと思っていたら空手の自己練をしていてズリッと。
医者に行かずに治してきた(というか無理やり自然治癒させたいうか)。
あれ以来ちょっとした拍子に調子が悪くなるということが時々。
先週も歩いていたらピキィと来て、そのまま痛みが始まった。
イタリアではぎっくり腰のことをコルポ・デッラ・ストレーガ(Colpo della strega)という。意味は「魔女の一撃」。自分はただ普通に歩行していただけ。まさしくそんな感じ。
とはえ今回は重いものを持ってグキッと行ったわけではないので、それほど長引かないのは経験的になんとなく判っていて、それほど焦らなかった。普通に座っている分には特に痛みもなく立ち上がるときと、前傾姿勢の時に痛っ痛っ痛っ・・となって動作のスピードが落ちる程度で済んだ。
2,3日もすれば普通に歩いたり、日常生活をするのに特に不便も感じなくなる。
ただし、自分の場合あまりに長い間、運動から離れて安静にしていると逆に背筋の力が衰えて痛みが取れなくなる。
なのである時点からゆっくりと運動を始めるのだが、この見極めがちょっと難しい。炎症の痛みがあるうちに始めれば元の木阿弥か、悪化させる危険もある。
一昨日、昨日がその見極め所で、結局月曜日はまだと判断。
火曜日(昨日)からランニングをし始めた。
結果は正解。実行前よりずいぶん楽になった。
内容はいつもと違って、リハビリのつもりでゆっくり、柔かく走る。
5キロを30分。
腰への衝撃負担を減らすために歩幅も縮める。
骨盤すぐ上、脊椎の走る両脇の筋肉がかなりの運動をしているのは歩きながらそこに手を当ててみれば判るが、これがゆっくり走りながらになると、身体の発熱をも伴ったちょうど良いマッサージ効果を生む。
冷えないように腰まわりはタオルを巻くなどの工夫も必要。
そして、下り階段に差し掛かったときは歩く。
走り終わったら腰に動きのあるストレッチはいつもの30%までのところで止め、その他の筋トレは一切なし。
これを一週間に三度ほどできれば、ほぼ元通りになるはずでそれから運動量をいつものものに段階的に増やしていく。
今のところまだ痛みは残っているが、筋力が戻るにつれて消えてゆくはず(といってももう完全にはなくならないのだけど。)
再来週にはまた以前の身体に戻っている目算。
しかし四十ともなると心身ともに無垢ではいられない。
身体のメンテにも大切なのである。
腰痛とは一生付き合っていかなくてはならない様子。
上手くコントロールする術を知るのが大切。
注:上記のやり方はあくまでも私個人の方法ですので、絶対に真似しないようにお願いします。実行して症状が悪化された方がいても、責任は負いかねますのでご了承ください。