【 ギョギョッ! 】
Olympus E-5+12-60mm f/2.8-4 ED SWD
(ブラのチーズフェスタ、イタリアの「ストリートフード」のカテゴリーで出でいた店で。ロマーニャ地方の特産品)
今までサラダの主役的定番でごく普通に何年も食べ続けてきたルッコラだが、昨日思わぬことを発見した。
サラダと言えばイタリアではごく普通に使われるルッコラは新鮮だと勢いがあってぱりぱりしている。そして時々非常に辛いものに当たる。
辛さの質は大根やカイワレダイコンのそれに似たもの。
昨晩もボールに山盛りのルッコラを晩御飯のテーブルに並べて、ワイン・ヴィネガーだけかけて口に入れ咀嚼すると、えらく辛い。
尋常な辛さではなかったので隣で同じものを食べている彼女に「これ、めちゃくちゃ辛い」と言ったら、「そ〜お?」とそっけない返事。平然と食べ続けている。そういえばこれと同じようなスチエーションが前にもあった。
オレの感じ方がおかしいのか、彼女が辛さに強いのかと疑問に思うものの、いくらなんでもこの辛さで微動だにしないというのは普通とは思えない。
彼女方はオーソドックスにオリーヴ・オイルもかけて食べている。
違いといえばそれだけ。
そこでふと思い当たって、自分の皿にもオリーヴ・オイルを振りかけて、馴染ませるためにルッコラとよくかき混ぜて食べてみる。
とても不思議。辛さが殆ど無くなっている。
ちょっと信じられずにもう一口。
咀嚼。
辛くない。
これにはちょっとびっくり。
ワイン・ヴィネガー抜きのそのままの状態では食べなかったから、もともと辛いルッコラだったのか、酢をかけるとルッコラの辛味は倍増するのか、そのへんの疑問は解けれなかったけれど、とにかくオリーヴ・オイルをかけることで非常にマイルドになることが判明した。
近いうちに「さら」のものと酢をかけたもの、オイルをかけたものを比べてみたい。
ところで辛いダイコンを食べたときに口の中に残った辛味をすぐ消すには、経験的に言って水などよりビールが効果的だが同じ質の辛味のルッコラにも効くだろうか。これも実験材料にしたい。
そういえばどこかで聞いた話で、ルッコラというのはもともとは食べ物として見做されていなかったのだとか。昔は道端に生えた雑草で食卓に上りだしたのはここ数十年のことらしい。
果たして本当だろうか。
たかがルッコラ、されどルッコラ。
追記:
ルッコラをウィキペディアを引くと「ほれ薬の効果があると信じられローマ帝国時代から栽培されてきたものの大規模な生産は1990年代になるまで進んでいなかった。栽培地としてはイタリア北西部のヴェネト・・」と。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%83%E3%82%B3%E3%83%A9
ふ〜ん。
再び、たかがルッコラ、されどルッコラ。