身体のレストアと古代ローマの水道橋遺跡公園の梅
【 ローマの白梅 】 - Parco degli Acquedotti, Rome, Italy - Sony RX1R
(梅といっても成る実はフルーツのプルーンのようですが。)
3月4日(土)、ローマ。曇り。午後から天気は下り坂の模様。
彼女の友人に日本人なのだけど英語をネイティヴなみに話し、現職スチュワーデス、さらには鍼灸医という女性がいる。その人がローマまできてくれて一週間ほど滞在していたときに、初めて鍼治療というものをしてもらった。
始める前に身体がかなり弱っているといわれたのだけれど、自分ではそれほど疲れているという感覚はなかったのが実際のところ。
ところが、滞在中に二度、お灸も混ぜて全身鍼をしてもらってみて、間違いないオレは疲れていたと深々と納得。
施術後、特に背中などはパーツを取り替えたかのように軽くなった。
肩上から背肩甲骨の辺りまでひとつひとつの細かい筋肉の存在を実感できるようになって、自分の背中が少し大きくなったような感覚。それまで各々の筋肉が硬直して一枚のブロックのようになっていたのが良くわかった。
若いときから基本的に猫背気味で、姿勢を正そうとしては続かなかったのは単に筋力不足かと思って諦めていたのが自然に矯正されて、あれから一週間経っても、背筋がすっと伸びたのを実感し続けている。頭の位置が上がったのか自分の背が少し高くなったような感覚すらも。
手首に触れてあまり腹の調子がよくないのもすぐに判って、その処方もしてくれて、あの翌日から腸の調子もすっかりよくなった。
正直なところ、これほどまで効くとは思っていなかったので、目から鱗とはまさにこのことと、驚愕に近い驚きだった。
左腕を下から、右腕を上から背中にまわして左右の手の指先が届かなくなって数年。それまで解消した。ちゃんと届くようになっている。
大袈裟ではなく身体が15年分ほど若返った感触がある。
世の中にはすごい人がいるものだと感嘆、感心するとともに、よいことに気づくことができた。身体のメンテナンスについてもう一度角度を変えて考えてみるよいきっかけにもなった。
まったくよい経験をさせてもらい感謝に堪えない。
この状態を保ち、というよりは改善するためにも、そろそろちゃんと運動を始めないといかんなと真面目に考えている。折角治してもらったのに元の木阿弥では申し訳がたたない。今日の仕事の後、雨が降っていなかったら軽いランニングから再開しようと思っている。
ところでB型は身体の疲れに気がつかない人が多いのだとか・・。なるほど。