Chiezaru’s diary

字を書くときはChiezaruで写真を撮るときはMeta_Monkey

徒然数分間クッキング


【 FIAT 500 】
Olympus E-30 + Olympus Zuiko Digital 12-60mm f/2.8-4 ED SWD

(新しい写真がないのでストックから。2010年4月撮影、ローマにて。)

イタリアでも春から初夏にかけて市場にはソラマメが出てくる。
ローマではソラマメを生でも食べる。房ごと買ってきて、剥きながら一粒とローマ産ペコリーノチーズ(羊の乳から作る)のかけらと一緒に口に放り込んで噛むとこれが美味しい。

ソラマメというのは加熱して食するものだと思っていたので初めてこの食べ方を見たときには随分びっくりした。(ちなみに秋だとイタリア人は栗も生で食べたりする。これにも驚いた。日本の栗とはちょっと種類が違うようだが試してみると意外といける。でも食べ過ぎないほうがいいと思う。)

ソラマメだけだとアクがあって渋いところを、ペコリーノチーズの塩っぽさとちょっと癖のある風味が見事に消してくれるうえに、ペコリーノ・ロマーノのしょっぱさも相殺される。二者が一緒になって醸し出す味がまた絶妙。
(生で食べる場合あまり育って大きくなりすぎていないほうが良い。)

で、白ワインが進む。

袋に一杯のソラマメの房なので昨日の晩はそれを使って料理をすることに。
冷蔵庫を覗いてみると期限切れすれすれの蟹カマ(魚肉で作ってあるフェイクのものなのでエビ、蟹アレルギーの自分でも大丈夫)を発見。

玉子二つと一緒にオムレツに。

ソラマメをオリーヴオイルで炒めて火の通ったところで蟹カマを投入、軽く焼き目のつついたところで乾燥ネギとオリーヴオイル、塩で下味をつけた溶き卵を流し込んで焦げないように弱火で蓋をして固めるだけ。

丸めずにオープン・オムレツで。
(写真はあまりフォトジェニックではなかったので没にしようと思ったけれど一応参考まで↓)

Olympus PEN E-PM2 + Panasonic lumix 20mm f1.7

出来上がりはまあまあ。でも蟹カマの不自然な甘味が出てしまってソラマメの味がいまひとつ生きなかったのが残念。

次にするときはソラマメと卵だけでやってみることにする。
ほろ苦さののこる大人の味のオムレツになるのではないかと思う。