近況雑記
【 夏へのオマージュ 】- カリブ海のビーチ、メキシコ
Olympus PEN E-PM1 + Panasonic Lumix G Vario 7-14mm F4 ASPH
今日の天気は晴れ。
でも朝家を出た時、空気がこれまでと違うのに気づいた。何か決定的なものがある。
「涼しい」から「肌寒い」へ。時折やってきた雨の集中砲火を浴びて夏は消火されてしまったらしい。季節が秋へシフトしたようだ。
そんなわけで去ってゆく今年の夏へのオマージュの意味も兼ねて夏の写真をアップしてみる。4月にメキシコに行ったときに撮ったもの。カリブの風景。あれから5ヶ月が過ぎた。
さて、さしたる記事にもならなかったので知らない人のほうが多いみたいだが、先日ローマでも中国人の(もちろん反日の)デモ行進があった。特に問題が起こったわけでもない。300人くらいの規模とあった。イタリアには(「登録されているだけで」)21万人の中国人移民がいるというので、その人数からするとそれほど大きな集会ではなかったようだ。
ただ、現地に住んでいると、遠く中国でやっている反日運動がここまで来たということで少し認識が変わる。実生活にそれが影響するかもしれないということを考慮に入れなくてはならない。
華僑の集まるチャイニーズマーケットなどにはあまり足を向けないほうがいいかもしれない。危険ということもないだろうが、日本人だということで気分を害される可能性は十分にあると思う。
が、昨日彼女と二人して帰宅が遅かったこともあって、晩御飯を安く早くあげてしまおうと近所のチャイニーズレストランに行ってみた。
自分は蒸しシュウマイとチャーハンと麻婆豆腐。彼女は中国風サラダ(どちらかというと漬物に近い)と海老料理。プラス、ビール。
−別に何を食べたのかはどうでもいいのだけれど。−
行ってみると特になんということもない。普段どおり。
ホールに出ている女将さんとイタリア人の顧客らしい人との会話を聞いていると、彼らは中国から来ている中国人(台湾や香港ではない)なのがわかった。
こちらへの対応もどちらかというと親切なくらい。(ただ自分も彼女も夏の日焼けが残っていて時々フィリピン人にタガログ語で話しかけられることがあるからひょっとすると日本人として認識されていなかった可能性もなくはない・・。)
ということで、ちょっと緊張気味に行ってみた中華レストランでは今のところ反日感情は顕在化していない様子。
人によって温度差があるのだろう。
当分のあいだ多少注意していおく必要もあるが十把一絡げにして中国人だからと見てしまうのはよろしくないなと再確認した次第。
一人の人間を団体の一部に看做して決め付けてしまうという行為は想像力の減退、怠惰。危険なことだと少し考え方を修正する。
ただその国の人の考え方の傾向というのがあるので、見て知るそれは十分判断の材料ではある。
気は抜かず、でも決め付けもせず、が大切なのは、何についてでもいえるなわけなのだけど、日常生活でいつも実践するのは意外と難しい。