Chiezaru’s diary

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日常雑記


【 天使像 】
Olympus E-5 + Olympus Zuiko Digital 12-60mm f/2.8-4 ED SWD

昨日『家政婦のミタ』を観終わった。
ストーリー展開、松嶋菜々子の表情の機微。非常に面白く良くできたドラマだった。佳作。

家族愛を強調しすぎてかなり鼻につくシーンもあったけれど、松嶋菜々子の律した演技で上手く相殺されていたところに作りの巧さを感じた。(登場人物がやたらと愛を口にするのには正直ちょっと閉口した。そもそも「愛している」ということばはあえて出さないから、その意味が深くなるのだと個人的には思っている。誰かに投げかけるとしたら一生に五度使えば十分なビッグワード、自分にとっては。)

主人公のコントラストキャラクターになるうららちゃん役、相武紗季の演技にも好感。難しい役だったのではないかと思う。

感想がまとまらないのでこのくらいにして、このドラマを見ていてふと思い出したのが80年代のドラマ、長渕剛主演の『家族ゲーム』(映画版では松田優作主演)。この二作で現在と当時の社会の病みについての違いが対比できるのではないかなと思った。80年代的家庭問題と2010年代的現代社会の影。考えてみると面白そうだ。

少しラフであっけらかんとした男が主人公の20世紀末、外界のすべてに対して厚い壁をしいた暗い過去を持つ女性を中心にめぐる物語。時代を反映したものがあるはずだ。
共通点と相違点がいろいろありそうに思う。

ちなみに共通点は白川由美!(本当だけど冗談)

とにかく観終わって脳みそを刺激してくれるドラマだった。

製作に携わった人々に賛辞を送りたい。

しかし、日本に十数年不在だともう最近の芸能人は全然分からん・・。