Chiezaru’s diary

字を書くときはChiezaruで写真を撮るときはMeta_Monkey

身体的文化的怠惰な近況


【 ユリカモメ 】
Canon EOS 5D + Canon EF 70-200mm f/4 L USM

(ヴェネツィア、サン・マルコ広場にて。カモメの飛んでいる背景が水辺ではなくて建物というのも面白いなと思って。動き物撮影の練習も兼ねて)

備忘録的に。
微妙に風邪気味だったり、天気が良くなかったりしたために今週はまだ一度もランニングができていない。先週は一度きりだったし身体のなまっていること甚だしい。
こういう風に運動をしないルーティーンが長く続くと、この状態に慣れてしまってこちらが通常生活になってしまっていけない。またはじめるのに小さな覚悟がいる。
週末にかけて天気予報はあまりよい知らせをもたらしてはいないが、一応走る準備はして出勤してきた。

最近文化的には低い水準。
映画をほとんど観ていない。先週にやっとルキーノ・ヴィスコンティの『山猫』(原題伊語: Il gattopardo)1963年、伊仏合作。

約三時間の長い作品だったので寝る前の小時間で三度に分けて観終えた。
ガリバルディから始るイタリア統一運動の時代をシチリアの貴族の目を通して描いた作品。ヴィスコンティはちょっと冗長になるきらいはあるけれどよい。主人公のバート・ランカスターが渋くいい味を出している。若き日のアラン・ドロン。絵に描いたような二枚目とは彼のためにある言葉。

この作品についての説明がウィキペディアにあるが、非常に興味深い
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E7%8C%AB_%28%E6%98%A0%E7%94%BB%29

読書も遅々としている。
三島由紀夫の小作品集『殉教』をまた拾い読みして、前回見事に挫折したトーマス・マンの『魔の山』に再チャレンジし始めたところ。進み方はきわめて鈍重。

11月25日(1970年)が三島が割腹自殺をした命日だった記事を見つけて、ウィキでちょっとこの人について読んでみた
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%B3%B6%E7%94%B1%E7%B4%80%E5%A4%AB
なんだか少し前に観た映画『キャプテン・アメリカ』の日本版悲劇ヴァージョンみたいだなと、ふと思った。