国民性の違いなのかも知れないが
【 十字架のキリスト 】
Nikon F4s + AF NIKKOR 50mm f/1.8D with Kodak Color Plus 200
オサマ・ビンラディンがアメリカ軍に殺害されて、アメリカ合衆国は積年の恨みを晴らしたことになる。
ネットに出ている情報を見ているとビンラディンの死を祝うアメリカ人の写真が多数出ている。
国旗を掲げ狂喜乱舞する人々。
この人たちの中に9.11で実際に愛する人を亡くした人がいるのだろうかとふと思う。
いるかもしれないし、いないかもしれない。
しかし、どんなに恨み恨んだところで人の死の上にこれほどの喜びが投げかけられているのを目の当たりにし、正直違和感を感じずにはいられなかった。
メディアを通しているのでもちろん直接の目撃ではないにしろ。
自分が当事者だったらどうだろうかと思いをめぐらしてみる。
多分溜飲は下がるだろう。
そして犠牲者を参りその旨を故人に報告するだろう。
一つの区切りとして厳粛な気持ちになり静かに過ごすのではないか。
そのように思う。
アメリカ人と一まとめに言ってしまうが、全く違う文化を持った人々の集合国家だ。
様々な思いがあり、その表し方の違いは他の単一民族系国家の人々よりヴァリエーションに富んでいるのに違いない。