Chiezaru’s diary

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旧きを温め新しきを知る

今夜からしばらく休暇で海外へ。

この時期に旅行というのは実は気が引ける。
でも、しなければどうなるというものでもない。
社会は個人個人を土台に出来上がっている。
全体のために個人が力を尽くすことは大切なことだ。
しかし個人の自己犠牲ばかりを強いる社会が良い社会であるとは思えない。
萎縮した人間はろくにならないことを考え出す。健全な精神を持ち合わせなくなるからだ。
いろいろな考え方がありいろいろな感じ方がある。
ひとりひとりはみんな違う。それで良い。
大切なのは違いを認め、自らの選択を実行する自由と意思を持つことだ。
多彩性というものはそこから生まれる。

随分前から予定を組んでいたことでもある。
僕にとっては大切で意味のあること。

中国の上海、そしてオーストラリアのシドニーへ。
旧友に会うことが第一目的。

上海は現在世界で一番熱い都市のひとつに数えられるだろう。
近年の急速な発展を遂げてまさに動きの只中にある土地だ。
変化せず残る伝統と、より便利に効率的にそして国際的に変わろうとするコスモポリタン的成長。
それがすでに完成してしまった東京とは違い、古いものと新しいものコントラスト、調和、不調和を今だから体験できるのだろうと思っている。
自分の仕事からみてもビジネス的にぜひこの目で見ておきたいところだった。

上海の後はほぼ15年ぶりのシドニー。
かつて一年住んだ場所。自分の人生の第二ステージが始まったともいえる場所。
あのときの友は50歳を超えている。新婚だったのに今では三児の父。

彼に会い杯を交わし、街を歩く。
そこで僕は40歳を迎える。


温故知新。

今回の僕の旅のテーマ。