クリスマスの朝

【 Merry-go-round 】- ナヴォーナ広場のクリスマスマーケット、ローマ
Olympus PEN E-PL1 + Panasonic Leica D Summilux 25mm f/1.4 with MMF-2 mount adapter
今日はクリスマス。
カソリックの総本山ヴァチカンのあるローマはたぶん他の街と雰囲気がちょっと違うのではないかと思う。
毎年ことだが25日は市内交通の便が良くない。
仕事場のスタッフに聞いた話だと朝9時まではバスが動いていると言っていたが、今朝出勤中バスを一台も見ることはなかった。
ひょっとしたら9時からサーヴィスが始まるのかもしれない。

まぁ予想の付いたことなので家を出たときからバスは当てにせず、徒歩で通勤。1時間弱の道のりを歩いてオフィスに。幸い曇ってはいるが雨は降ってこなかった。

クリスマスのローマの町並みはとても静かで好きだ。人もあまり歩いていないし車もまばらにしか通らない、それでもさびしい感じはせずどこと無く祝祭的な雰囲気が漂っている。
そんな中を歩いているのはちょっとした贅沢に思える。

この感じは何となく日本の正月を思わせるところがある。24，25，26日、家族が集い、食べ、それから親戚まわりや教会に行ったりする。
日本の初詣にそっくりだ。

同僚のサミュエル君は故郷のイギリス、マンチェスターに、アイルランド人のボブ君はシチリアの奥さんの実家に、会計係のイタリア人の女の子ふたりも実家に帰っているので今日はオフィスに一人。
のんびりと仕事。

問題は近所のバールといつも昼ごはんを注文するトマジーノさんのレストランが閉まっていること。

朝食は昨日のパネットーネの一切れを持ってきたからいいけれど、ランチはテルミニ駅まで出ないといけないかもしれない。

多少不便だけどまっとうだと思うイタリアのクリスマス。
イタリアのこういうところが好きだ。