キューバ紀行 - 1、クラシックカーパラダイス-1
【 ハバナの風景 】 - ハバナ、キューバ - Canon 5D + Canon EF 24-70mm f/4L IS USM
ハバナ。
あちこちで見られる工事中の道、再建中の壊れた建物、濃灰色のいがらっぽい排気ガスを吐き出しながら走る古い車たち。歩いていると時折漂ってくる下水の臭い。ガソリンスタンドの近くを通れば鼻を突くガソリン臭。
まったく違う環境と風景の中で育った自分なのだけれど、何処と無く「昭和」な懐かしさを感じて不思議と子供のときに住んでいた東京の下町を思い出す。エコ環境的には完全にアウトなのだけれどそこはかとない心地よさのある街。鼻を通して喚起される時間を越えた共通要素の存在に気づく。
ごく限られた場所しか見ていないものの、今回のキューバ滞在中に気づいたこと。
この国は目の付け所によっていろいろなパラダイスを包括している。
まずはもっとも目に付きやすいところでやはりクラシック・ヴィンテージカー。
70-80年代の雰囲気の漂う街のいたるところで沢山走っているのでハバナ市内は最初はなんだかテーマパークに来たような倒錯感があった。
それほどクルマに詳しいわけではないので、一台一台の名前や何年のモデルかということは分からないのだけれど、目で追っていると古き良き時代の産物の存在感が伝わってきて通りかかる車に向けてついつい何度もシャッターを切ってしまう。
ローマを筆頭にヨーロッパの町並みは「静」の中の所謂「絵になる」姿を見出すことがおおいけれど、ハバナにはより動的ななフォトジェニックさがある。写真を撮るにつけて、洗練の中にある美しさをじっくり写すのではなくて、たとえば古びた建物の前を車たちが横切るときに織り成す一瞬のコンビネーションを切り取る楽しさがあふれている。
なので同じ場所を何度通ってもまったく飽きなかった。
そんなわけで今回一番撮った被写体がクルマ↓
Canon EOS 5D + Canon EF 70-200mm f/4 L USM
Canon 5D + Canon EF 24-70mm f/4L IS USM
Canon 5D + Canon EF 24-70mm f/4L IS USM
Canon 5D + Canon EF 24-70mm f/4L IS USM
Canon 5D + Canon EF 24-70mm f/4L IS USM
Canon 5D + Canon EF 24-70mm f/4L IS USM
Canon 5D + Canon EF 24-70mm f/4L IS USM
Canon 5D + Canon EF 24-70mm f/4L IS USM
Canon 5D + Canon EF 24-70mm f/4L IS USM
Canon 5D + Canon EF 24-70mm f/4L IS USM
Canon 5D + Canon EF 24-70mm f/4L IS USM
Canon 5D + Canon EF 24-70mm f/4L IS USM
Olympus PEN E-PL7 + Panasonic Lumix G Vario 7-14mm F4 ASPH
時にこんな風景や↓
Canon EOS 5D + Canon EF 70-200mm f/4 L USM
こんな風景を目にする↓
Canon EOS 5D + Canon EF 70-200mm f/4 L USM
ご当人たちにしてみれば冗談にならないのかもしれないけれど、申し訳なくも、なんだか微笑ましい風景だった。