Chiezaru’s diary

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見た目と実体


【 色即是空 】
Sony RX1R

一昨日の夜、ふと、久しぶりに『マトリックス』連作が観たくなって、所蔵のDVDを探してみたら第二部「Reloaded」しか見つからなかったので、ま、いいやと思ってそれを。

この作品はシリーズ一作目がすごく良くて、続きが出るたびに駄目になっていったタイプの映画という印象が強かったけれど、見直してみると意外と面白いのに気づいた。

あ、なるほど、つまり色即是空なんだな、と。

などと考えているときに先日救急車で運ばれたおばさんのことを思いも出した。吐血だと思って皆して掃除したあれは実は下血だったとのことを後日談で知った。そのとき一瞬、うげ、マジ?そうだったの?と思った。手袋してて良かったなぁと、つくづく。

こちらは空即是色なわけだ、と。

『マトリックス』という映画はSFな上、主人公のネオがキリスト教の神父ような服装だったり、登場人物の名前がギリシャ神話にまつわる名前だったりするために、作品についてその意味を考えるときにどうしても西洋の唯物主義をベースに神秘主義とのコントラストでアプローチしがちだったけれど、既成概念を捨てて、仏教的に捉えなおしてみると意外と判りやすいのかな、などと思った。

なので近いうちにシリーズ全作をもう一度通して観てみたい。

そういえば去年はあまり映画についてはメモを残さなかったけれど、ちょこちょこと観てはいた。去年一番印象に残ったのは邦画、『最後の忠臣蔵』(2010年)。
ドラマとしてよく出来上がっていたし、日本人特有の人生観というか特殊性というか、そのあたりを上手に映し出していたなと思う。
その意味では数年前に観た北野武の『BROTHER』も面白い一作に挙げられる。

ところで、比較するのに揚げておいたほうがよいかと思うので、昨日アップした料理雑誌の写真のフルカラー版を↓

パートカラー、「赤」残し。↓

色の選択を間違うと見ていられない絵が生成される・・。

比較用に昨日の一枚をもう一度。「緑」残し。↓

青と黄は端折ります。