休暇前
【 ローマ帝国軍 】
Olympus E-5 + Olympus Zuiko ED 50mm F2.0 Macro
(おもちゃ屋のショーウィンドウ。馬上、百人隊長の目を狙ったけれど微妙にピンが外れた。)
ヨーロッパで(たぶんアメリカやオーストラリアでも)仕事をしていていいところは、休暇がその価値をちゃんと認められているところだ。
西洋人にはしっかり仕事をしたらそのあとはホリデーを楽しむべきだという観念がある。(もちろん中にはしっかりと仕事をしなくてもホリデーはばっちり楽しむ人々もいるが・・まあ、それはそれとして)
ウチの職場も同じ。たしかにワンマン社長のそれほど大きくない会社なのでこちらのフレキシビリティは大きく求められる。
自分の仕事は週六。日曜日以外は出勤する。祝日などは関係ない。
その代わり6ヶ月に一度は一週間から十日ほどの休みを取る。(それでもイタリア人のスタンダードからすると短か目)
先週は同僚のサミュエル君がいったので来週は自分の番。
去年のヴァカンスは基本的にシティーホリデーばかりで、行った先で忙しく動き回ったせいもあって休暇といっても出発前よりも疲れて帰ってくるものばかりだった(シドニーからローマに戻るのに飛行機を二回の乗り継ぎ、真夜中の北京空港に到着し、そこで12時間以上のストップオーヴァー。空港ベンチで寝て、丸二日かけてへろへろになってローマまで帰ってきた翌日から仕事というのはなかなか体力がいる。でもそれはそれでやりがいのある旅のひとつの形態ではある。)ので、彼女とも話して久しぶりにのんびりとビーチリゾートに行くこと決めた。一週間ひとつのところに留まって羽根を伸ばす、ビール片手にビーチベッドに寝転んで本を読む、一度は早起きしてカリブ海に上る朝陽を撮る、ツアーでもよいから某遺跡を見に行って写真に収めるのが目的。
というわけで先週から今週にかけて片付けなくてはならない仕事が多い。
次から次へと何かとやることが出てくる。
さて、今日をいれてあと三日。かなりテンパっているけれどもラストスパート。