Chiezaru’s diary

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日常雑記


【 聴き入る古代の貴婦人 】- ローマ国立博物館・マッシモ宮
Olympus E-30 + Olympus Zuiko Digital 12-60mm f/2.8-4 ED SWD

(随分前に撮ったもので、もう一度撮りたいと思い続けている被写体。あのころはカメラの使い方が全然分かっていなかった・・。博物館は仕事場の近くなのだけど、ついつい日常の雑事にかまけて今だに実現かなわず。今度はE-5とズミ25mmの組み合わせで、ちゃんとピントを合わせてブラさずに。写真のタイトルは勝手に想像してつけたもの。そこにいる貴婦人は何か音学だか会話だかに聴き入っているように見える。2千年の時を経て、とても愉しそうに。見ていて想像力が膨らむし、なんとなくこちらもうきうきしてくる。二年越しの想い人。彼女には内緒-笑)

毎朝イタリア関連のニュースやトピックを探してTwitterで流している。
休暇や出張中、日曜日以外は大体更新してきた。かれこれ2年ちょっとだろうか。

ここ数日はやはり、豪華客船事故に関するものが多い。
しかし、記事を読む限りあの船長は人として終わっている。
亡くなった方々のご冥福を祈るとともに、行方不明になっている人々が早期、健康に問題ない状態で見つかって欲しいと思う。

長い間続けていて、時々出てくるコラムで楽しみにしているものがある。
毎日新聞ローマ支社の藤原章生氏という記者の書く文章で、『ローマでおしゃべり』とうタイトルのもと、だいたい季刊誌的ルーティンで1シリーズ5編でアップされる。始まると一日1編ずつ5日に渡って出るので、ニュース検索で大一編を見つけると、それから4日間は楽しみな読み物があることになる。

ここでは内容を書くことはしないけれど、現代我々の多くが直面している(であろう)問題について庶民的目線から、地に足のついた価値観で、読みやすく、書いてあるので読んでいていて気持ちが良いし、主題へのアプローチが上手で、なるほど〜と感心してしまうことが多い。

ちなみに今日の分のコラムはこちら
ローマでおしゃべり:近未来編/2「債務危機、イタリアは変化の最先端」(ローマ、藤原章生氏)
http://mainichi.jp/select/world/news/20120119ddm007030175000c.html

伊歴史家のインタヴューへの答え「有権者は、『民主主義は富をもたらす』『成長が当然』という旧来の考えから脱皮しなければならないんだ・・」等々の意見、ストンと腑に落ちるもを感じる。

(バックナンバー等は「ローマでおしゃべり」でグーグル検索をかけると出てきます。)