Chiezaru’s diary

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小旅行


【 花 】
Canon EOS 5D + Canon EF 70-200mm f/4 L USM

週末は友人たちとトスカーナ南部の温泉、サトゥルニア(Saturnia)、そこから車で一時間ほどの小都市ピティリアーノ(Pitigliano)を訪れた。

5人の少人数だったが大学の時のサークルの旅行のような感じ。
温泉から歩いて1,2分のところにあるアパートを借りて夜はパスタを作り、ワインやチーズで夜遅くまで歓談。

学生時代のようにしっかり二日酔にもなった..。

サトゥルニアの温泉は完全にオープンなので無料で勝手に行って好きなときに入れる。ただし、照明など一切ないので日が落ちてからは危なくて無理。特に酒が入っているときはご法度。
なので翌朝に入浴した。
朝7時半に起きていそいそと海パンをはいて(二日酔いの頭痛を抱えながら)テクテクと1,2分。少し写真を撮り、それから入る。

夜間の雨もやみ、そのときは天気も良好だった。(その後に起きて行ったメンバーたちは雨に遭った様子。山の天気は変わりやすい)

泉質は硫黄泉。白色に濁っていて、特有の卵の腐ったような匂いがある。
日本人にはこれこそ温泉!という感じで嬉しい。
ただ水温は低めで肩まで使っていないと寒い。
なのである意味では長湯ができる。(出た後、体がポカポカになるほどの温度ではないので、真冬だったら一度入ったらもう出られない。)
途中で一緒に来た夫婦の旦那さん、ドライヴァーもしてくれているアンドレアが来てしばらく一緒につかる。
小一時間ほどしてアパートに戻り、他の人たちが入浴している間。頭痛をやり過ごすために二度寝。

昼前にみんなそろい車に乗ってピティリアーノに向かったが、ここからが昨日の自分にとっては地獄となった。
車酔い。
くねくねと曲がる山道に見事にやられた。
あれだけひどいのは久しぶりで、おかげで非常に残念なことに土地の美味しいものが楽しめなかった。
中部イタリアはイノシシ料理が有名で、土地の赤ワインと一緒に試してみるつもりだったけれど、目的地に着いても食欲ゼロ。クセのあるイノシシなんて見たくもなかった。
結局レストランでは野菜のスープ(アクアコッタ)しか食べられず。(といってもこれも彼の地の料理なのでそれはそれでよかったのだが。)

食べた後は少し回復して、イタリアの小都市らしい、こじんまりとした街中をみなで散策、だんだん天気も良くなり、写真もけっこう撮れた。

そしてその後、帰りがまた地獄で、車窓から望むトスカーナの美しい自然を堪能する余裕もなかったのは残念。

いろんな意味で思い出深い小旅行になった。

家まで送ってもらい、ついた時点でほぼKO状態。写真の整理は後回しに。
うどん手早く作って食べ、シャワーを浴び、早々に就寝。

今日になってもまだなんだか体が重い。