Chiezaru’s diary

字を書くときはChiezaruで写真を撮るときはMeta_Monkey

とある日曜日の1/60秒片たち


【 ウェディング・カップル 】- ローマ、イタリア
Nikon F4 + NIKKOR 50mm f/1.8D, Kodak color plus 200 - retouched to B/W

先日の日曜日に撮った写真の現像が終わったので、そのなかから数枚。
シャッタースピードを60分の1秒に固定したのは、風景の中で動体に少し動きをつけたかったため。フィルムは個人的にはFujiカラーのほうが発色が自然で好きなのだけれど、持っているものがISO400で天気の良い昼間にこのシャッタースピードでは絞っても白トビ必至かと思い、200のKodakにしておいた。結果としては賢い選択だったらしい。日当たりの良い場所でF2まで開けたものはISO200で見事に白くトンでいた。

もちろん撮る被写体の動いている速さによるのはだけれど、今回の感じだと60分の1秒というのは意外と止まっちゃうんだなという印象。
かといってこれ以上シャッター速度を下げるにはNDフィルターが要る。おまけに三脚なしではブレブレのショットを連発する可能性が大きくなる。そもそも三脚を持って回ったら散歩をしながらのスナップではなくて、「写真を撮る」ほうに目的が変ってしまう。

なかなか簡単にはいかない。

でもやってみて面白い試みだった思う。

一枚ずつ大切に撮るせいもあってか、デジタルのときとは集中の仕方が違う。
フィルムカメラは勉強になる。

以下、動きモノを構図に入れたものなど:
(何枚かは気分によってPCで白黒化してあります。)


このフィルムで撮ると30年くらいタイムスリップして過去に戻るな・・。