Chiezaru’s diary

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映画小考メモと近況雑記


【 坐像 】- ローマ国立博物館マッシモ宮
Olympus E-5 + Panasonic Leica D Summilux 25mm f/1.4

(あまりやらないハイ・キーで。そろそろ博物館の写真にも疲れてきた感も。ただその後に載せるものを撮っていないので数日このままの調子でつなぐつもり。)

備忘録的に。

今週は天気が悪いのと仕事のほうで夕方にミーティングのアポが入っていて、それが順次一日ずつ遅れていくために運動が出来ない。
ストレスが溜まる。

先週は三度走ったけれど、土曜日はなんとなく息が浅く身体が重くて途中で止めて歩いてしまった。風邪気味だったのかもしれない。

週末にヴィム・ヴェンダースの『東京画』(1985年)とフランチェスコ・ブルーニ監督の『Scialla! (Stai sereno) シャッラ/いいから!』(2011年・伊)を観た。

どちらも良い映画。

『東京画』は非常に彼らしい哲学的なもので、この人はやっぱりドイツ人だなぁと思ってしまう。ヴェンダースの初期中期作品はいつ観てもその濃厚さに感心する。(この人の音響のセンスにはいつも少し?マークが残るけれど)。今日まで多くの映画を観てきたがヴェンダースは自分にとって特別な意味のある監督。二十歳の頃最初に観た『ベルリン天使の詩』は今に至って一度も自分の中のベスト1の位置から揺らいだことがない。
ちなみにベスト2はジュゼッペ・トルナトーレの『ニュー・シネマ・パラダイス』。三位以降は時々変る。すこし考えないといけない。最近だとローズ・ボッシュ監督の『La Rafle-黄色い星の子供たち』や、アレハンドロ・アメナーバルの「Agora-アレクサンドリア』が浮かぶ。ちょっと古めでヴィンセント・ギャロの『バッファロー'66』も捨てがたい。リュック・ベッソンの『グラン・ブルー』も外せないかも。と、とにかく三位から先はいろいろ出てきて簡単には選べない。そういえば『ベルリン・・』の続編『時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース』もあったな。

『Scialla! (Stai sereno) シャッラ/いいから!』のほうはいまどきのイタリアの若い世代を描いたもの。ローマで撮影されていて知っている場所があちこち出てくる。多少はらはらさせるも朗らかな温かみのある作品で佳作といってよいと思う。

映画のタイトルを思い出そうとしていたら思っていたより時間を食ってしまった。

最近読書はあまりしていない。というのも手元の本はほとんど読んでしまって新しいものがないのが理由。書籍的枯渇。昨日は少し白ワインでいい気持ちになって、寝る前にふと村上春樹の『風の歌を聴け』を手に取り数ページを繰ってみた。
久しぶりに読み返してみるといいかもしれない。

さて、仕事に取り掛かることにする。